アンチに対するひとつの考え方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

情報発信を誰もが手軽に始められるこの時代、皆さんが怖れるもののひとつとして、誹謗中傷、アンチコメントなどがあります。

私も以前、コメント欄は承認制にしていたものの、ひどいコメントがいくつか来るようになり、始めは驚いたし、少し傷ついたりもしたのですが、先輩ブロガーの言葉から学んで、新しい解釈が生まれたことによって、それらに動じることはなくなりました。

始めに知っておいてほしいことは、それらにひとつずつ対処しても仕方がありませんし、「やめてください」と言っても、次から次へと現れますので、アンチに対する考え方と、スルーが出来るメンタルを自分が身につけるしかないということです。

まだ、ブログ運営によるマネタイズが盛んだった頃。

当時はまだ、ユーチューバーなどは存在せず、ブロガーが全盛期。

私も、自分の趣味を通じて、毎日のように楽しく更新していました。

今よりもまだ情報の速度はゆるやかで、ブロガーたちが互いに連絡をとりあったり、ランキングで競いあったりしている時代でした。

グーグルのアルゴリズムもまだ緩く、ある記事のクオリティはある程度目立つことが出来れば、それなりのアクセスも稼げていました。

記事数が増えるほど、注目度が上がっていき、ランキングも上位を行ったり来たり。

そのジャンルでの検索順位も、上位を獲得出来ていました。

そんな中で、ある時、「カスブログやめろ」「おもんない、消えろ」「弱小嘘つきブロガー」「嘘書いて楽しいか?」などとこコメントが来るようになりました。

私のブログ記事は、自分の体験を通してのもので、楽しかったこと、驚いたこと、感じたことなどをのせていたのですが、それがどうやら適当に集めた情報を元に、物語を捏造して記事を作っていると一部の方に思われていたようなのです。

もちろん、作った記事の中には、本当に驚くような出来事のものもあったので、「んなことあるわけないだろ」などと感じる人もいたのでしょう。

それにしても、まだ慣れていなかった私は、真実を記事にしていただけなのに、どうしてそんなこと言われないといけないのかと、憤りを感じたり、悔しかったり、「本当だわ」と言い返したくなったりもしていました。

今みたいに、動画コンテンツなどはあまり使用しない時代で、写真とテキストがメインの頃ですので、どうしても、捏造は疑われますし、それ以上のことは発信しようがないので悔しかったのを覚えています。

あまりにもひどいコメントが寄せられ続けるので、ある日、私と同じジャンルで活躍されていて、トップに君臨していたブロガーさんへ相談のメールを送ってみました。

最近、このようなコメントが多く寄せられるようになったのですが、どう対処すればいいですか?

という内容で、勇気を持って送ってみました。

すると、さすがはトップブロガーさんで、すぐに返信してくれました。

はっきりとは覚えていないですが、メールの内容は以下のようなものでした。

「素晴らしいじゃないですか!それはいいことですよ!」

「そのようなコメントは、表示して応えてあげてもいいですし、削除してもどっちでもいいと思います」

「全く気にする必要はないし、アンチコメントが来るということは、それだけ〇〇さんのブログの注目度が高まっているってことですよ」

今なら、アンチコメントや炎上なんてものは、どこでも見受けられるものなので、誰もが理解していて「そりゃそうだろ」思うかもしれませんが、その頃はまだ、いちいち反応してしま時代だったのです。

もちろん、私がわかっていなかった、慣れていなかったこともありますが、当時はまだ「炎上」というスラングすらなかった頃です。

「アクセスが増えてくると、どうしてもそういったコメントも比例して増えてくるので、人気が出ている証拠だと思うので、このまま頑張ってみて下さい」

と励ましの言葉も頂いたような気がします。

あれからもう、何年も経過して、時代は大きく変わって来たので、発信される方はいつ、どこから攻撃されるかもわからなくなっています。

ですが、とにかくアンチは人気の指標だと捉えて、落ち込まない、反応しないことに慣れてみるといいと思います。

アンチや誹謗中傷について、調べてみると、そのようなコメントをしたりする人は、全体の0.5~1.0%程度だとされています。

つまり、アンチユーザーの200~100倍近くのユーザーが自分のコンテンツへアクセスしていることがわかります。

もちろん、アクセスしてくれるユーザーの中にも、コメントをしないアンチや、離脱率の高いユーザーを含まれているとも思われます。

全体の数の30~50%程度は優良ユーザー、離脱率が低く、本当に自分のコンテンツを楽しんでくれている、有益だと思ってくれているユーザーは存在すると思われます。

これらは離脱率や滞在時間を調査するとわかるのですが、今回はざっくりと考えるだけの適当な数字です。

だとすると、アンチコメントがひとつ送られてくると、全体は200~100人で、優良ユーザーは50~100人くらいはいるのかもしれません。

こうして、きちんとデータとして分析して、冷静に考えてみると、アンチユーザー、流れるユーザー、優良ユーザーなどというのは、全体の数という分母と割合の関係性でしかありませんので、それらにひとつひとつの内容や、送られてきたことにそこまで反応する必要はなく、それは付き物だと思ってしまえば、何も気にはならなくなります。

昨今のSNSでの炎上や、誹謗中傷などをみてみれば、発信者がそれなりに注目されるユーザーであるか、コンテンツが珍しくて目を惹く(叩きやすいなども含まれる)かのどちらかです。

いずれにしても、目立つ、注目されることによって、それが大きなアクセスを生んで、それに比例して発生している現象ですので、コメント欄が荒れるなどは、よほどのアクセス数がない限りは起こらないものですし、いちいち相手にはしていられません。

それらも全て、自分を支えるエネルギーのひとつひとつだと思えば、愛おしくも感じられるようにもなるかもしれません。

ネットの世界と、リアルの人間関係が同じかどうかはわかりませんが、いずれにしても、アンチが現れるのは人気の指標であって、一定数必ず存在するもの。

「皆さん、応援ありがとうございます」と全体へ投げかけてみるのもいいかもしれませんね。

いかがだったでしょうか。

なかなか、そうは言っても難しい部分もありますし、実際にひどく心が傷つくことだってあります。

しかし、どこまでいってもそれらネガティブパワーを持つユーザーは、全体の0.5~1.0%程度なのだということを覚えておいて下さい。

ほとんどの人たちが、あなたの発信を楽しみに待っていますし、応援している愛あるユーザーたちです。

これからも、自分だけの楽しいコンテンツを、どんどん発信できるといいですね。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*