他人がどう思おうが自分には関係ありません

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アドラーは、他人がどう思うかは他人の課題であって、それを背負う必要はないと話しています。

他人に何かの感情を抱かせることは可能ですが、自分と他人と同時に二人分の感情を背負うと、苦しくなっていきます。

他人にどう思われるのかばかり気にするのではなく、課題を分離していきましょう。

何かをすれば、必ず何かを感じます。

それは、自分も接する他人も同時に起こることで、仕方のないことです。

しかし、解釈の違い、受け入れ方の違いが、現実そのものを違った物に見せるので、自分と他人との間には絶対に踏み入れることのできない境界線があります。

相手によっては、他者の行動が気になり、自分の見ている現実が真実だと思い込み、自分へと踏み込んでくる場合があります。

現実はその人の心の投影であって、生きている世界は完全に違うものです。

それをいくら異世界の人に伝え、アプローチをかけたところで何も変わりません。

他者同士である以上は、どちらの方向でも同じことが言えるので、自分の課題、他人の課題を分離して解釈していき、思った通りに生きていきましょう。

心がそう映し出しているだけ

全ての現象は、心が映し出した幻想のようなものです。

共通する真実はどこにも存在はせず、あるのは自分の中にある真実だけです。

出来事に対して他者が感じている現実と、自分が感じている現実は一致することはありません。

心の投影として、解釈として、受け入れフィルターがそれぞれにある以上は、同じようには絶対に見えないのです。

ですから、そこに存在しているのは、「あなたはそう感じたのですね」「私はこう感じました」ということがそれぞれに在るだけなのです。

また、人と人が心の状態が近づけば、互いの現実は近いものとなり、心の状態がずれていけば、現実も離れたものとなって、理解し合えなくなるだけです。

相手へ向かう感情には意味がない

人間関係で悩むのは、どちらか一方的に感情がぶつかっていく時です。

自分の心の状態がそれを映し出していることを忘れ、相手が引き起こした現実だと勘違いして、それを変えようと向かっていきます。

こういった感情による動きが、人との関係でトラブルを生む原因となり、関わる人たち全ての現実が塗り替えられてしまいます。

こういったことに巻き込まれないようにするためには、自分の心を守るしかありません。

自分の課題と他人の課題をきっちりと分離して解釈し、全てを受け取らない事です。

真実はいつも自分の中だけですので、それだけを信じれば大丈夫です。

それはあなたには関係ありません

他人からの批判を受けてひどく傷つくことがあります。

攻撃を受けて、否定をされ続けて、心が蝕まれてしまいます。

ですが、何もかもあなたへと伝えてくる人、変えようとしてくる人たちは、全くもって意味の無いことをし、自分の首を絞めているだけです。

「それは私には関係ありません」

そういった解釈をすると、「無責任だ」などとさらに攻撃されるのが社会にあります。

ですが、自らの心を守るためには、やはり受け入れないことです。

それは他人が勝手にそう思い、そうしていることですので、実際にあなたには無関係なことなのです。

また、あなた自身も心の投影が起こりますので、批判を批判されている、攻撃されていると解釈すると、さらにそれが続きますので、心を守りながら解釈を変えることです。

どう思われるか、どう解釈するのかは、自分の中で行う作業しかなく、あなたのことをどう思っているのか、行動をどう捉えているのかなどはあなたが感がる必要はなく、周囲の人たちがそれぞれ一人でやっていることでしかありません。

外側の反応は、あなたには関係のないことなのです。

また、それら全ては批判や攻撃ではなく、「あなたに関心がある」「注目している人」「頼っている」「好き」などの表れだと解釈しましょう。

それも、全てあなたの解釈だけで現実は変化します。

何か違った行動をとると、多くの人たちが一斉にとびかかってくるような時代ですが、それほどに注目を集めた人になれたということ。

あなたが心を守り、心を満たした状態を維持すれば、「嫌い」と言われても好かれていることに気づき、たたき潰されても愛されていることにも気付けるでしょう。

生きたいように生きよう

心理学や哲学、スピリチュアルや宗教的な世界を深く掘り下げていくと、ほとんどのことに意味などはなく、あるのは自分自身が生きているということと、意識と感情がそこに存在しているだけです。

何をやっても批判する人は批判します。

どうなっても被害者を演じる人は被害者となります。

どこへ行っても楽しめる人は楽しい人生を送ります。

何がどうなっても幸せに感じる人は、幸せな世界を生き続けます。

他人の目は気にせず、やりたいことをやって、自分勝手に生きている人ほど、幸せな人生を送るものです。

自分にはそれができないから僻み、批判し、潰そうとします。

しかし、いくらそういった他者への攻撃をしても、絶対的に揺るがない内側と外側の境界がある以上は、全くもって意味がありません。

また、攻撃されているとは感じずに、それも幸せなことだと気づくことで、さらに生きたいように生きることができます。

他人がやることが気になる人は、いつまでもそれをやっています。

他者を変えることや、攻撃することが好きなことですので、好きなことをさせてあげればいいのです。

誰もがみな、生きたいように生きてれば、何も悩むことも苦しいこともありません。

あなた自身が、外側を変えようとすること、他者の課題を背負うことをしなければ、人生は楽しいになっていくはずです。

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