家の中の状況は、全てあなたの内面を映し出しています。
あなたを不幸にするもの、幸せにするものは、身近なところに存在しています。
ここへ訪れたということは、あなたはどこかに、何かに不満を感じていて、幸せになる方法を模索していることでしょう。
ここでは、家の中にあるとあなたが不幸になるもの、今すぐ手放すべきものを3つ紹介しますので、参考にしてみて下さい。
今のあなたが、「幸せになること」を願っているということは、「今は幸せではない」ということを意味しています。
ただ、その理由が自分ではわからなかったり、認めることができないけど、漠然とした不安やストレスを慢性的に感じ続けることがあります。
そういった場合にこそ、家の中の断捨離、整理整頓があなただけの答えを、あなたにだけ教えてくれます。
この記事では、「特定の物」としてではなく、「こういった物」として、大きく分けて3つを紹介しますので、該当するものがないか、向き合ってみるといいでしょう。
これは捨てるべき!あると不幸になる3つのもの
あなたを不幸にしている、または幸せを感じられない状態にしているものは、あなたの家の中、そしてあなたの中にあります。
それが一体なんなのかがわからないから、こうしてここ訪れているのでしょう。
簡単に見つけられる、3つものを見つけ出し、上手く決別して手放してみましょう。
1.過去に成功した証のもの
家の中を見渡して、あなたが過去に上手くいったことの証として置いてあるモノはありませんか?
学生時代に獲得した賞状やトロフィー、若かりし頃の写真、以前は上手くいっていた趣味のものなど。
「あの頃は良かった」と感じてしまうようなものは、きちんと決別すべきです。
それらが家の中にあること自体は問題ではありませんが、そこに何かしらの未練や執着、今のあなたと比較してしまうような感覚があれば、それらはそのまま今の場所に置いていても、いいことはないでしょう。
きちんと思い出の品として、大切にどこかにしまってあるのであれば、それはそれで素敵なことです。
不幸を感じてしまうのは、そういった過去の成功してきた証を、生活の中で何度も見てしまうことによって、無意識に過去のあなたと今のあなたを比較してしまうことが原因となります。
きちんと「過去の思い出」として手放すことができず、もう戻れない時間へいつまでも引きずられてしまったり、今はもうそれは出来ない現実を受け入れきれていないことが、知らないうちにあなた自身の心と体からエネルギーを奪いとってしまうのです。
あなたが意識していなくても、人間は周囲の環境から無意識的に影響を受けてしまうものなので、捨ててもいいと思うのであれば捨ててしまって、思い出としてとっておきたいのであれば、せめて目に見えないところにしまうなどをしておきましょう。
2.見ると不快に感じるもの
何かしらの理由でとってあるものの、目に入るといつも不快に感じてしまうものは、今すぐ処分です。
それらは、どんな理由があったとしても、瞬時にあなたを不幸にするものなので、何ひとつとしてメリットはありません。
視界に入るだけで不快感を覚えるということは、そこにあるだけでかなりのエネルギーを消耗してしまいますので、出来るだけ早く家の中から追い出してしまいましょう。
不快感は、あなたへの大切な警告となるメッセージですので、感じたらすぐに実行です。
ただ、どうしても家から出せない、処分できない理由などがあるのであれば、せめて視界の入らない場所に置き、しばらくは近づかないようにするなどしましょう。
3.他人の価値観で決めているもの
あなたの持っているものを全て、もう一度見渡してみましょう。
そして、それらを全て捨てることを考えてみて下さい。
あなたは、それらを「持っていたい」と思うはずですが、さらにもう一歩、心へと踏み込んでみるといいでしょう。
あなたが「それ」を持っていたい理由が、あなた自身が決めたものではなく、あなた以外の誰かの価値観によって決められているものであれば、「それ」は捨てるべきです。
他人の価値観によって決められているものを持ち続けることは、とてもエネルギーを消耗すると同時に、あなたには何のメリットも与えられることはありません。
全てがあなたを教えてくれる
あなたを不幸にしている対象物は、上記の3つのものです。
今から、あなた自身で確かめながら、整理していってみるといいでしょう。
全てのモノたちが、あなたという存在を丸裸にして、本当のあなたを教えてくれるでしょう。
3つを対象としたものを捨てようとしても、結局はひとつの同じ答えに辿り着くはずです。
どうして持っているのか?
なぜ捨てられないのか?
そのように思うのはなぜなのか?
自問自答によって、あなたという存在がはっきりと浮かび上がると同時に、本当は何がしたいのかもしっかりと見えてくるはずです。
3つの断捨離の注意点
これから、上記の3つを捨てる、手放す作業をする時に、注意すべきこともあります。
まず、断捨離で最も重要視されるものは、手段を目的としないこと、「捨てる」を目的化しないようにしましょう。
次に、過去の成功の証があると不幸になるからと言って、全て捨ててしまえということではありません。
きちんと「頑張ったあの頃」として思い出に出来るかどうかが大切になるので、心の中での作業を重視してみましょう。
また、現在取り組んでいるチャレンジであったり、楽しんでいる趣味に関するものなどは、モチベーションの維持として大切になるので、飾っておいたほうが幸せと言えるでしょう。
条件として当てはまるのは、過去に成功したけど、今は出来ないことを連想させるものです。
また、不快なものであったり、他人の価値観のものであっても、自分一人で決められないものには触れないことです。
同居人がいる場合には、きちんと話し合って、「私はこれがあることが嫌」「これは私には必要がないけどどうする?」などといったことを明確に伝えましょう。
それも、断捨離のうちのひとつの作業ですので、「思っていることを伝える」ということにも向き合っていきましょう。
捨てれば人生が楽しくなっていく
なぜ、捨てることによって人生が楽しくなると言われているのでしょうか?
今回の3つと向き合うことによってわかる通り、あなたが本当にやりたいことに取り組めない、チャレンジしたいけど出来ない理由は、あなた自身が創り出していたということです。
出来ない理由、やれない理由、厳しく言えば「言い訳」を作るためにそれらをあなたは持っているだけなのです。
人生が楽しくない理由を、幸せになれずに不幸である原因を、他の誰かや環境のせいにすれば、あなたはそれが楽だから、そうしていたにすぎないでしょう。
もちろん、そのほうが楽な生き方なのであれば、それはそれでいいのですが、仮にもし「この生き方がいい」と思っているのであれば、あなたは不幸を感じることはありませんし、ここへ訪れて、ここまで読み進めてもいないでしょう。
幸せになりたい、もっと人生を楽しみたいと思っているからこそ、あなたは何かを変えようとしています。
あなたがやりたいことが出来ないのは、何かに執着しているからであり、あなたが次へとチャレンジ出来ないのは、過去の成功にすがりついて、やめること、諦めることが出来ないからではないでしょうか?
人は変わっていくもの、変わっていくから人生は面白いのです。
こだわりすぎている一貫性や、何もかもを維持しようとすることは、あなた自身を苦しめるものとなるだけです。
「今はそれが楽しくはない」というものは、やめればいいのです。
「今はそれが楽しくて仕方がない」ということに向かって、進めばいいのです。
その繰り返しだけが、人生を楽しくしてくれるのです。
向き合うことから全てが始まっていく
あなたは、断捨離を通して何を感じ、どのような答えを受け取ったでしょうか?
人間は、生まれてから死ぬまで、幸せになることだけを目的として生きています。
それは誰でも同じはずです。
多様性を重視する世の中となり、「幸せは人それぞれ違う」ということが叫ばれていますが、その中でも、変わらないことはあります。
人は誰もが「幸せになりたい」生き物ですし、その幸せの定義は、自分の存在を認め、受け入れられ、自由であることのみです。
その、「ストレスフリーであること」の上に、それぞれの幸せのカタチがあるだけですので、根本は同じなのです。
あなたがあなたらしく生きることだけが、あなたの幸せでしかないのです。
そして、あなたを最も不幸にするもの、あなたが犯す罪は、あなたがあなたに嘘をつくことです。
いつでも、あなたはあなたと向き合い、外側にある正解のような偽物に騙されることなく、あなたの思った通りに生きることによって、幸せになれるのです。
あなたの人生はあなただけのもの
人の数だけ人生があり、それぞれの物語があります。
あなたを苦しめていたのは、あなたが誰かの人生を担いでしまった、もしくは介入してしまっているあなたの行動そのものです。
これが、真の自己責任であって、他人との課題を分離することこそが、あなたの課題となるのです。
どれだけ身近な存在でも、人はみな違った人生を歩いているのです。
あなたがそう思ったのであれば、それが正解です。
私はこうします、あなたはどうする?
あなたはそうするのね、私はこうするけど。
私たち人間は、それの繰り返しのみです。
全ての答えは、あなたの中に存在していますし、あなたの中にしかありません。
あなたの人生は、あなただけのものです。
ここで学んだこと、感じたことの中から、あなただけの答えを見つけ出し、行動を起こし、あなたが人生の主導権を握ることをが出来ることを祈っています。