自分のこなしていく仕事の評価が高ければ、自分へ戻ってくるメリットもそれだけ大きくなります。
こんなに頑張っているのに、何も評価してくれない。
どれだけ努力をしても、いつも怒られてばかりいる。
こういった場合には、力を入れる方向、努力の方向性が間違っていることが考えられます。
仕事というものは、ほんの少しだけコツを掴むだけで、簡単に高い評価を受けられるものです。
毎日頑張っても怒られ、評価も上がらないからといって、あなたに価値がないわけではないし、あなたが何か悪いことをしているわけではないので、そこだけは覚えておいて下さい。
まずは自分を責めず、軌道修正していくだけという気持ちで、取り組みを変えていってみましょう。
私たち日本人は、遺伝子的にも勤勉な人種ですので、とにかく頑張って、努力し続ける傾向にあります。
ただ、それでもお客さんや上司に怒られたり、何年やっても高い評価を受けられないといったことがあります。
あなたがここへ訪れたということは、まだまだ上を目指したい、高く評価されたいという思いがあり、やはり努力家であるからでしょう。
何かを改善しようと思って、あらゆる方向性の情報を模索するあなたなら、きっと上手くやれるはずです。
ここでは、あなたがこれから仕事で最短最速で評価される人材になるためのヒントを残します。
出来るだけわかりやすくするために、簡単な3ステップに分けて紹介しますので、明日から、今日からやってみるといいでしょう。
はじめに
仕事が上手くいかなかったり、正当な評価が得られないと感じてしまう時には、まずは一旦立ち止まることをおススメします。
間違っても、「〇〇のせいで」「〇〇な会社だ」という認識は持ったり、愚痴をあちことに言いまわったりすることだけは避けましょう。
ただ、明らかに「自分は騙されている」「ブラック労働を強いられている」と感じた場合には、すぐに出社するのをやめるか、相談窓口へ連絡しましょう。
仕事というものは、どこまでいっても社会貢献ですので、自分自身が社会に与えた影響を、対価として受け取る形はどこへ行っても変わりません。
この、「仕事」というものの本質を思い出すことによって、「何をやるべきか」「なぜ評価されずに怒られるか」「自分の何が間違っていたのか」ということに気づくキッカケになります。
繰り返しになりますが、仕事は誰かに貢献して対価を受け取っているだけのものが基本的な形です。
家庭の中で、お手伝いをしておこずかいを受け取るのと同じです。
ここまでで、何かのヒントを得られた方は、思い当たる「それ」を実行してみましょう。
それでは、以下からは、報われない努力から脱出して、最短最速で正しく評価され、それなりの対価を得るための3ステップを紹介しますので、やってみましょう。
1.ニーズと目的を理解する
まず、仕事は頼まれたことをこなすのが仕事というものです。
そのためにも、あなた自身に仕事を頼んだ方の話をしっかりと聞いて、「何を求めているのか」を理解していきましょう。
ニーズとは「需要」のことですので、「何を頼んでいるのか?」「どうしてほしいのか?」を知らなければ、「何をすればいいのか?」も出てきません。
これが最初に最も重要となる部分で、本来の目的を見失って暴走しないために、忘れてはいけないことです。
先ほども書いたように、「頼まれたことをこなす」のが「仕事」ですので、そこから脱線していくと、それは当然怒られるか、あなたには二度と頼まないようになるだけです。
仮にもし、怒られる原因がここにあるのかもしれないと思ったら、依頼したお相手が何を頼んでいたのかを、もう一度よく思い出すか、聞き直すかをしておきましょう。
何度も繰り返されてしまうと、仕事の依頼はこなくなってしまうでしょう。
わからなければ、理解できるまで何度も聞いておき、細かいところまでチェックしておきましょう。
ここを怠らずにしっかりとやっておけば、ゴールは見えやすくなるので、やることも明確になっていきます。
2.タスクを整理して優先順位をつける
あなたに仕事を依頼したお相手が、何を求めているのかを理解したら、今度は自分が何をやらなければいけないかを整理していきます。
タスクを全て書き出すか、PCでリスト化するかなどして、優先順位をつけていきます。
この時に「最も重要なことは何か?」を自分で考え、理解していくためにも、このステップにはしっかりと時間をかけておこないましょう。
大抵の場合は、最重要事項はお相手の「満足度」となりますので、「どうしてほしいか」「急いでいるか?」「いつが期限か?」「どの形を望んでいるか?」を1の段階の情報から抜き出し、優先度を上位に置きます。
優先順位をつける場合に、トップにはお相手の「満足度」が上がりますが、次からは、「先にやっておけること」であったり、「今しか出来ないこと」などが上がってくるでしょう。
ここを間違えてしまうと、「頼んだことをわかっていない」「仕事をしない」という評価を受けてしまうので、仕事を依頼され、理解をしたら必ず整理をしておきましょう。
3.取り掛かりながら定期的に進捗を報告する
タスクを整理出来たら、さっそく簡単なことや、出来ることから業務に取り組んでいきましょう。
この時に、取り掛かりが早い人のほうが格段に評価は高くなるので、出来る限りすぐに着手するといいでしょう。
それと同時に重要なことは、定期的に進捗を報告していくことです。
「やってみます」「今はこうなってます」「次はこうします」「ここまで出来ました」
というやりとりを依頼主と交わすことによって、あなたの評価はどんどん上がっていきます。
理解していることと、テンポよくスムーズ進むことによって、相手に安心感と快適さを与えることが出来るため、それが評価へとつながっていくものなのです。
すぐに取り掛かることと、進捗を報告することのどちらかが欠けるだけでも、評価されにくくなってしまうので、業務を進めながら、同時に確実にやっていきましょう。
需要と供給でWIN-WINになれば簡単に評価は上がる
仕事の評価は、ほんの少しだけコツを掴んで行動を変えていくだけで、これまでとは見違えるような評価を得られるようになります。
これまでどれだけ頑張っても評価されない、いつも怒られてばかり、最近なんだか上手くいっていない、といった感じで、あなたがもし壁に遭遇している感覚があるのなら、上記の3ステップをもう一度見直してみるといいでしょう。
必ずどこかにズレてしまっているところがあるはずなので、それを修正するだけで、怒られなくなったり、評価されるようになったりといった変化を感じられるはずです。