アウトプット時代が到来し、マイジャーナルが注目されつつありますが、まだ聞きなれない、やったことがない人は、そもそも「マイジャーナルって何?」「日記とどう違うの?」なんて疑問があるのではないでしょうか?
最近知ったばかりでよくわからない、やってみたいけど書き方を知らない方へ、基本的な書き方を紹介していきます。
正解はないのですが、マイジャーナルを書くことは、自分を知ることと、わかりやすく伝え、発信していく訓練になります。
ここの情報をヒントに、取り組んでみるといいでしょう。
マイジャーナルの書き方に基本形があっても正解はない
マイジャーナルと、日記(ダイアリー)の違いを調べてみると、以下の通りでした。
マイジャーナル
⇒記録や出来事に対して、思考や感情を整理、わかりやすくまとめ、誰かに見てもらう、発信できるようにしたもの
日記
⇒誰かに見せるものではなく、今日の出来事を記録したり、思ったことなどを綴ったもの
となっています。
このように区分けされているようですが、別に何かの定義があるわけではなく、一般的にそのように言われているようです。
立ち位置としては、マイジャーナルはブログ的なものになり、日記は自分だけの中で留めるだけのものに近くなるようです。
もちろん、どのような形にするにしても個人の自由なのですが、日記を書いて自分の中だけに閉じ込めておくよりも、マイジャーナルを作成し、新たな取り組みやチャレンジにつながったり、表現したり、発信したりすることで、自己成長を促したり、他者との共有や発展が見込めるために、注目されているようです。
マイジャーナルの基本的な書き方は、その基本のようなものがあるにしても、特にこれといった正解はありません。
自由に書くことによって、自分自身を解放していくことを目的としているので、制限はしないこと。
基本的な流れは
出来事を振り返る⇒感情を見つめる⇒考えてみる⇒新たな取り組みを決める
4つの段階で完了させます。
以下のことを参考に、じっくりと自分を見つめ直して、やってみましょう。
1.出来事や記録を書く
今日という1日、つい先ほどやったこと、チャレンジしてみたこと、偶発的に起こったことなど、ほんの少し過去のことを、忘れないうちに記録しておきましょう。
覚えていないことは仕方がないとして、何かの活動をしてみたり、新しい挑戦などをやってみたことなどは、出来るだけ書いておくようにしてみましょう。
出来事や記録は、後から役立つものにするためにも、出来るだけ詳しく書き残しておくといいでしょう。
2.その時に感じたことを書く
出来事や記録、挑戦や活動を振り返ってみて、それに対する自分の感情を忘れないうちに書き出します。
どんな感じがしたか、味や臭い、感触や心の動きなど、なんでも構いません。
自分の感じたことへフォーカスし、出来事に組み合わせて残しておくと、自分という存在を、より深く理解することにもつながっていきます。
3.そのことについて思ったことを書く
感じたことだけで終わらせることなく、それについて、冷静に思考したことを書いてみます。
なぜそう感じるのか?どうしてそうなったのか?
そのように感じたことについて、どのように思うのか?
自分自身がどうしていきたい、どのように在りたいのかなど、頭で考えたことを綴っていきましょう。
4.これからどうするのかを書く
やってみて、感じて、考えて、最後の大切なプロセスは、これからどうするのかを決めていくことです。
特に何も変えなくてもいい、このままで良ければ、その通りに続けていきたいことを書き出します。
変えたいこと、チャレンジするために新たに取り入れること、見えてきた次の課題など、考えて出てきた答えを書いていくことで、目標設定などへ役立てることが出来ます。
マイジャーナルが未来を切り開く
今日を振り返ってみて、起こった出来事に対して振り返ることが、自分のこれからの成長へとつながります。
これは、PDCAサイクルに似たもので、自分の中でこのサイクルを毎日、ひと作業ごと、ひとつの行動ごとに繰り返し行っていくことで、飛躍的に成長していけます。
嫌なことがあっても、嬉しいことがあっても、感情だけで終わらせてしまうと、出来事に一喜一憂するだけとなってしまい、いつまでも起こることに振り回され続けます。
ネガティブなことは、どうすれば回避できるのかを考え、ポジティブはどうすれば増やせるか、続くかを考えていくことによって、日常は変化していきます。
日常が変化することは、人生を動かすことを意味するので、マイジャーナルは幸せな人生という明るい未来を切り開いてくれるワークだと言えます。
また、人が成長するのはアウトプットする時と言われ、アウトプットの段階にも「行動⇒感じる⇒思考する⇒発信する」といった4つの段階があり、その成長度合い、割合は後半にいくにつれてウェイトが大きくなっていると言われています。
もちろん、それらの段階を踏まないと成長はしませんが、順序通りにきちんと処理していくと、最終的な「発信する」というプロセスで大きく成長するようです。
こうしたアウトプットの訓練、プロセスを完了させて成長していくためにも、マイジャーナルがおススメの習慣です。
自由にマイジャーナルを始めてみよう
マイジャーナルの作成に取り組むために、まずは力を抜いて気軽に書いてみることから始めてみましょう。
今の時代、SNSでの発信や、ブログの執筆などが誰でもすぐに始められます。
それらの使い方や機能を既に身につけている方は、少しだけ書き方を意識して変えてみるといいかもしれません。
まだ、そういったデジタルな媒体に慣れていない人は、ノートにまずは書いてみて、ゆっくりと自分と向き合う時間を作ってやってみるといいでしょう。
マイジャーナルの作成には、基本的な流れはあっても、形に定義はありません。
テーマごとに書いてもいいですし、取り組みごとの記録でもいいし、1日の終わりに書くのもいいし、休憩ごとに綴るのもいいでしょう。
簡単な方法は、ひとつ何かのアクションをしたら、ひとつマイジャーナルを書いておく、というやり方で、出来事を分解して作成していくと、見返す時にもわかりやすくなります。
取り組みとして、より効果を高めるために覚えておくことは、「感情だけで終わらない」「思考する、次へつなげる」ということだけです。
あとはどのような形で書こうが自由で、どう発信するのかも自由ですので、楽しみながらやってみましょう。