仕事で伸び悩み、今のくすぶっている現状を脱出したい場合、これまでとは違った努力のアプローチが必要になってくる時です。
上手くいっていない時、行き詰まりや頭打ちだと感じてしまっている時には、自分自身が大きく飛躍する時だと考えましょう。
努力が報われなかったり、頑張っているのに結果が出せなかったりしたとしても、それは決して自分がダメなわけではなく、進むべきベクトルを修正するタイミングですので、それが仕事の醍醐味であると捉えて、新たなアクションへとチャレンジしてみるといいでしょう。
仕事というのは、めんどくさいものでも、ただの社畜や奴隷なわけでもありません。
自分で自分の道を切り開き、結果を受け取っていく楽しいものです。
ここへ訪れたあなたも、今は「何かが変わっていく転機であって、大きなチャンスなんだ」と自分に言い聞かせてみて、次の目標を見つけ出してみるといいでしょう。
これから、行き詰まりや頭打ちをどのように捉え、何をやっていくのかをあなたが見つけ出すためのヒントを残していきますので、あなたなりの答えを導き出してみましょう。
・失敗を恐れずに進め
まず始めに、自分の中に設定しておかなければいけないことは、「人生には失敗などない」と考えることです。
全ては単なる経験であり、沢山の「失敗」によって、強く大きく成長していけます。
始めから正解の道を歩き、何も失敗もすることなく進もうとすることは、何も学ばないまま幅の狭い道を歩むだけです。
より多くの経験を積み、より沢山の価値観を味わい、何度も失敗して何度もチャレンジしていくことだけが、この先の大きな成長へとつながります。
確かに、近年では他人の失敗を過剰に責めたり、チャレンジする人を抑えつけて、出る杭を打とうとする傾向が強くなってきてますが、そういった人たちは、ただ何もしないで誰かの邪魔をしたいだけの人たちです。
それらの足を引っ張る人たちを相手にはしないこと。
「正しい知識」だけを持っていても、その使い方を誤って、他人を責めたり、吊るし上げたりといったことばかりをしている人には、「知識」はあっても「経験」が足りないだけです。
どこまでいっても、「知識」と「経験」では、「経験」のほうが優っていくものですので、失敗は恐れずにどんどんチャレンジしてくモチベーションを、自ら保ちましょう。
・仕事で活躍するための基本的思考
仕事というものは、社会貢献が基本となるものですし、「貢献」というものは、誰かを喜ばせることでしかありません。
また、「仕事」として依頼されることは、誰かの「困りごと」となり、そこにある「問題」や「課題」を解決していくことが、仕事のオファーを受けた人の役割です。
上手く成果が出ない時には、ここをもう一度整理してみるだけで、次のアクションが明確になってきます。
自分のやりたいことと、相手の望むことのどちらも両立させなければいけませんが、成果が出ない、結果が出せない場合には、この「相手の望むこと」「ニーズ」から逸れてしまっている可能性が考えられます。
これは、わりと簡単に解決できるもので、自分が理解していなければ、「もう一度聞いて確認をとる」「依頼された事項の書類を読み返す」などやってみれば、自分自身が見落としていたこと、勘違いしていたことを見つけられるかもしれません。
また、「自分のやりたいこと」だけが先行してしまっている場合にも、あまり良い評価が受けられないので、それら二つのバランスを見直してみるといいでしょう。
仕事はあくまで「貢献」ですので、その本質を忘れることなく、他者の抱える「問題」に対して、ひとつずつ解決していくアプローチを行っていけば、少しずつではあっても、結果は必ず変わっていきます。
・転がっているチャンスを掴んでいく
今、どれだけ頑張っても成果の出ない業務は、今まで以上にさらに頑張ることは、あまり生産的ではないと思われます。
「努力は必ず報われる」という考えは、決して間違ってはいないのですが、それは自分の経験として蓄積され、スキルとして身について行くものだけに焦点をあてているだけのこと。
それ自体が、少し自分本位になっているだけであって、現時点で会社が求めていること、依頼主やお客さんがお願いしていることにきちんと応えていない限りは、成果へつながらないのは当然と言えます。
ただ、今の仕事で成果を残したいわけではなく、自分自身のリスキリングのみに意識を向けるのであれば、それで良いのかもしれませんが、せっかく任せてもらった仕事へ取り組むのであれば、楽しい方がいいに決まっていますし、互いにWINな関係性を目指したほうが、得られる物は大きくなります。
頭打ちを感じていても、それは実は、そこらへんに転がっているチャンスを見逃しているだけだったりします。
手を止めて、もう一度冷静にまわりを見渡し、周囲の声に耳を傾けたり、状況をフラットな目線で見直してみると、全く違った方向性に、周囲を出し抜くチャンスの道が必ず見えるはずです。
そのチャンスを見つけ出したら、ひっそりでも、大胆にでもどちらでもいいので、自分の道として掴み取って、進んでみるといいでしょう。
・誰もが避けている道へチャレンジしていけ
頭打ち、行き詰まりを感じている業務は、その言葉通り、どれだけやっても今は頭打ちかもしれません。
また、依頼主からすれば、それらはあまり求めてはいないものなのかもしれません。
確認が出来れば、すぐにわかることなのですが、シンプルに、それはもうあまり力を入れても意味はないと捉えてみるといいでしょう。
次に、チャンスを見つけて進む方法は、もっとシンプルなものです。
「仕事」というものは、無限に尽きないものですので、問題は次から次へと現れてきます。
その中でも、簡単にわかるチャンスの道というのは、「誰もがやりたがらないこと」です。
社会、会社での評価というのは、その人の存在価値であり、「いてくれて助かった」という思いが、評価へ直結するものです。
数ある問題や課題の中でも、「誰もがやりたがらないこと」に向かって「チャレンジする人」が現れれば、やりたがらない人たち全てから感謝されます。
これは、はじめに書いた、仕事の基本に忠実に沿っていることなのですが、そのチャンスを掴めるかどうかは、自分自身にかかっていますので、これをやらない手はありません。
周囲を見渡し、みんながめんどくさいと思っていること、やりたがらずに避けていることがあれば、それを率先してやっていくだけで、あなたの評価は格段に上がっていきます。
・結果は必ず後からついてくる
仕事で圧倒的な結果を出し、突き抜けるためにあなたが目指すものは、「いてほしい人」「いてくれて助かる人」「周囲へ沢山のメリットを与える人」になっていくだけです。
その結果は、後から必ずまわりからあなたへ与えられます。
限られた時間の中で、沢山の困りごとを解決していき、誰もがやりたがらないことへ率先して挑戦していくことが出来れば、様々なことを依頼される存在となれます。
そこに、仕事を楽しめる道があるものですので、面倒だからと他の人たちと同じように避けて、誰かに押し付けたりし続けてしまえば、もちろんそれなりの結果を受け取ることになります。
もう一度、まわりをよく見渡してみましょう。
頭打ちだと思っていた状況、行き詰まりを感じていた環境も、全く違ったものに見えてくるはずです。
沢山のチャンスが、そこらじゅうに転がっている、楽しい世界に見えてきませんか?
確かに、いつも自分に甘えてばかりで、誰もやろうとしないことに不満を覚えたり、押し付けられる現状に納得いかないこともあるかもしれません。
ですが、それらの忙しい経験が、自分自身の学びとなり、出来ることの幅を大きくしてくれ、いつしかあなたの存在価値を大きくしていってくれるものです。
ライバルを出し抜いて突き抜けろ!
置かれている環境で、ライバルに圧倒的な差をつけて突き抜けるためには、あなた自身に強いモチベーションと行動力が必要となります。
確かに、何もかもを押し付けられて、理不尽に思うことや、辛く苦しい場面もありますが、他者には出来ない経験をあなたは得ていきます。
あなたに面倒なことを押し付けて、嘲笑っていた人たちがいたとしても、笑っていられるのはほんの短い期間だけです。
チャンスを見つけ、面倒なことも引き受けて、どんどんあなたが解決してけば、あなたを笑っていた人たちも、そのうち焦り出します。
ですが、その頃にはもう、その人たちには追い付けないほどのところへ、あなたは到達していることは間違いありません。
単純なことではありますが、「うさぎとカメ」のイメージそのままです。
ライバルを出し抜いて、圧倒的な差をつけて出し抜くのは、そこまで難しいことではありません。
リスキリングとして、視覚の勉強をしたり、知識を得ることも大切ではありますが、とにかく誰かの「困りごと」を見つけて解決していくこと。
「誰もがやりたがらないこと」を見つけたら、そこに大きなチャンスがあると思って、率先してチャレンジしてくことです。
もちろん、失敗なんて恐れる必要はありませんし、周囲に何かを言われたとしても、それは何もしようとしない人たちの戯言にしか過ぎません。
全ては、日々の行動、「アクション」そのものにかかっています。