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断捨離とする時に捨てていく順序と判断基準

何かを変えたい、上手くいっていない現状から抜け出したい。

新たな道へ進むために、過去と決別していきたい。

断捨離を決行する理由は様々だと思います。

断捨離の真の目的は、「自分で決めること」なのですが、それでも迷いが生じて、勇気が出ない、どれを捨てて何を残すのかが決められない、などといった場合、ある一定のルールや基準を自分の中で創ってみましょう。

それは、感覚的なものでもいいですし、期間であったり、空間的なものであってもいいでしょう。

自分と向き合っていく作業が、断捨離というものですので、あまり深く考えずに、出来ることろからやってみましょう。

これから、断捨離で捨てていく、手放していくための順序と基準を、3つほど参考程度に紹介します。

決して、これが正解というわけではありませんので、それらをヒントにしながら、自分の基準を創り上げていきましょう。

大切なことは、とにかく「自分で決めること」ですので、まずは小さな範囲からチャレンジしてみましょう。

断捨離で捨てていく順序と判断基準

何から手をつけていいのかわからないという時には、かなり持ち物が多くなっている可能性があります。

まずは順序に従ってやってみて、自分なりの形を作り上げて行ってみましょう。

1.明らかなゴミは捨てる

明らかにゴミとわかるもの、使い切った、使い古した、壊れて用途が他にないなどのものは、捨てるしか選択肢がありません。

不衛生で在ったり、置いてあるだけで気になる、または危険であるなどといったものは、出来るだけ早く処分しましょう。

すぐに処分できないのであれば、今現在出来る限りの行動をとってみましょう。

袋に詰める、部屋の隅、勝手口などにまとめておく。

外へ出して邪魔にならないところに置く、いつどのように処分できるのかを調べて把握するなど、すぐに捨てられなくても、確実に前に進むことはでき、変化は起こります。

まずは、今出来ることをやってみましょう。

2.使っていないモノは捨てる

ゴミとも言えなくて、用途としてはまだ使えそうなものでも、一ヶ月、半年、一年、数年間といった長い期間で持ち続けていて、「いつか何かに使える」と思っているものは、ほぼこの先でも使わないものです。

仮に、「あれ、とっときゃよかった」と思うことはあるかもしれませんが、その割合はかなり低いもので、ほとんどそういったことにはなりません。

過去に一か月以上使わなかった物というのは、捨ててしまってもそれそのもの、捨てたこと自体をあっという間に忘れてしまいます。

また、未使用のものであっても、もったいないと思うかもしれませんが、持ち続けたということで、既に用途は果たしたようなものです。

物は、使わなくても持っているだけでエネルギーを消耗(自覚はなくても無意識的に力を奪われ続ける)といった作用があるので、ある一定期間以上持ち続けると、デメリットでしかありませんし、この先のその状態がずっと続くことになります。

いざ捨てようとすると、色んな思いが湧き上がってくるものですが、今の現状、実際の自分自身の行動を俯瞰してみて、客観的な視点で判断すれば、それが必要でないモノだという答えは、あっさりと感じ取れるはずです。

その物の値段が高かったとしても、この先でそれ以上の対価を支払わなければいけないことを考えれば、手放したほうが大きなメリットが得られるということです。

3.不快感を感じるもの

不衛生なものはもちろん、自分自身が視界に入れる、触れたりすると不快に感じるものは、当然手放すべきです。

不快感を感じるものというのは、当たり前のことですが、家の中にあるだけでかなりのストレスを感じてしまいます。

その状態がいつまでも続いてしまえば、心も体もどんどん疲弊していきます。

どんな理由で在れば、自分自身が「嫌だ」と感じる物は、すぐに視界に入らないところへ移動し、できるだけ早く処分していきましょう。

判断は心で決めていくもの

断捨離を行動に移す時に、必ず自分自身で感じていくことは、思考ではなく「心に問いかける」という作業になっていくということです。

やり始めの頃は、「高かったからな~」「まだ使えそうだしもったいないよな~」「捨てたらあの人に悪いよな~」など、様々な価値観を抱え込んで、決められなくなってしまっている自分も見えてくることでしょう。

それでも、それらを考え続けているだけでも、時間とエネルギーを消耗し続けていることにも気づいてくるはずです。

それよりも、最後に出てくる答えは、「自分がどうしたいのか?」というものだけです。

「自分がどうしたいのか?」ですので、もちろん「これは持っていたいな」という判断でも、それが正解です。

大切なことは、「これはいいや」「これは持っておこう」という、自分自身の価値観がはっきりし、自分という存在の輪郭がくっきりと浮かび上がってくるかどうかということです。

上手く行っていない時、なぜだか疲れてしまう時、どうしてもモヤモヤが消えない。

そういった時にこそ、断捨離は効果を発揮してくれ、自分が少し「自分でない価値観」を抱え込んでしまっていることに気づけます。

誰かに気を使ってしまい、自分を大切にすること忘れ、力を消耗し始めていることが、モヤモヤの原因だったりするので、「私の価値観」というものを、もう一度取り戻してみましょう。

断捨離の効果を最大限に発揮するために

断捨離は、いつでもどこでも、自分自身をリセットし、自分という存在そのものの、ゼロ地点へ戻してくれる効果があります。

一度体験して、習慣として身につけてしまえば、上手くいっていない時は、漠然とした辛さや不安を感じている時に、すぐに行動することができ、自分を上手くコントロールできるようになります。

周囲の人たちや、環境と自分が、どんな関係性を築いているにせよ、最も大切にするべきものは、自分の価値観、「アイデンティティー」というものです。

外側にある情報に正解を探してしまう時こそ、何かがズレて迷走し始めているサインですので、定期的に断捨離してみる癖をつけてみるといいでしょう。

それも、自分自身で決めていき、頻度や度合いも、自分の心が楽になるポイントを探して取り組んでみるといいでしょう。

モヤモヤする時にやってみる、休日には断捨離する、毎朝掃除とプチ断捨離から始める。

寝る前にスッキリさせておく、数時間ごとにリセットする。

など、様々な方法があります。

おススメするのは、飽和するまで、限界が来るまで放っておくのではなくて、こまめなスパンで小さくやっていくことです。

溜め込みすぎて、ある一定のラインまでいかないと行動しないようでは、その時にもそれなりに大きなエネルギーを使うことにもなりかねません。

自分自身のこれまでの経験や、行動をしっかり客観視することによって、「いや、このパターンはきっとまた同じことになる」「この違和感を感じた時は、大体上手くいかない」という小さなサインを見逃さず、小さいうちに処理していくと、いつも楽に快適に過ごせるようになります。

今何をするべきか?自分が何がしたいのか?

どんな人生を送りたいのか?

どんな自分になりたいのか?

それが本当に必要なものなのか?

それは自分が考えることなのか?

それは誰の課題なのか?

をきちんと整理していき、余計なものを抱えこまずに生きて行けば、とても楽になっていくはずです。

断捨離の注意点

断捨離は、物を捨てると同時に。自分のこだわりであったり、欲望であったりと、自分自身の中にある邪魔な執着を手放す作業となります。

しかし、そのことに気づいてしまうと、今度は「捨てること」のこだわり始める現象が起こることがよくあります。

確かに「楽になった」という感覚に感動を覚えたかもしれませんが、今度は「捨てればいいんだ」といったひとつの答えにこだわり始め、「断捨離に執着」という現象が起こってしまいがちです。

これが行き過ぎると、他人に価値観を押し付け始めたり、必要な物、大切なもの、大切な人が大切にしているもの、にまで手を出し始めてしまうので、注意しなければいけません。

その時は、「そのほうが楽なんだからわかるって」と思って行動しているかもしれませんが、そこから出来上がってしまうのは、自分自身が「全てを自分の思い通りにしようとしている人物」として出来上がっていくだけとなります。

単純に言えば、「理解のない人」「めんどくさい人」として、どんどん嫌われていくだけです。

もちろん、それでいいと思うのであれば、それも自分の人生ですので構いませんが、そこでも「自分がどうしたいのか?」をしっかりと見つめ直していかなければいけません。

断捨離は、あくまで軌道修正していくためのもの、本当の自分を取り戻すものでしかありませんので、断捨離そのものを正解の道としないように注意しましょう。

最後に

いかがだったでしょうか。

断捨離は、自分と向き合う作業をしていきたい方におススメのものです。

ただ、「捨てる」ということそのものが目的とならないようにすることも大切となります。

それこそ、手段が目的になってしまうというものです。

人間は、誰もがみな同じ目的を持っています。

それは、幸せに生きて行きたい、自分の人生を最高に楽しいものにしたい、ということのみです。

そうではないと言う人は、この世には一人も存在していないはずです。

生きる上での、真の目的は「幸せになること」そして「幸せで在ること」でしかありません。

そのことだけは忘れないようにしましょう。

ゴミにように見える沢山のものに囲まれ、狭苦しいところで生きていても、それがその人の幸せな状態であることだってあります。

自分が大好きなものだけに囲まれ、自分の中では最低限のお気に入りだけで生きているつもりでも、それは他人から見ればゴミの山かもしれません。

このことに気づいていくことも、断捨離から得られるものです。

私はこれが好き、あなたはそれが好き。をはっきりとさせていくだけでいいですので、自分なりの答えを見出せるように、出来るところから取り組んでいってみましょう。

自分自身のストレスの原因も見つかり、それと同時にきっとあなたの大切な「物」であったり、「人」であったり、「価値観」などに必ず出会えるはずです。

そして、探していた「答え」も必ず見え始めてきます。

幸せに生きるための第一歩として、まずは身近なところから断捨離をして、整理整頓をしていってみましょう。

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