断捨離していくことは、生活を整えて洗練していくこと。
そして、日常の習慣を洗練することは、生き方を磨くことへとつながり、本当にやりたかったことへと進むことが出来ます。
出来ない理由は、他の余計なことに気を取られていたり、欲張って何もかもを維持しようとしているからではないでしょうか。
やりたいことをやるために、自分の人生を生きるために、まずは服を断捨離してみましょう。
服は、体を守るため、体温を調節するため、シーンに合わせて演出するための大切なツールです。
しかし、私たちはピエロではありませんので、そんなに多くのパターンの服を持っている必要はないはずです。
それなりに不便がなく、おかしくないものであれば、何でもいいものです。
また、あまり服を多く持ちすぎても、体はひとつしかありませんし、生活の中でのシーンというのはそんなに幅が広いわけではありません。
服は、持っているだけで維持管理が大変になり、あまりためこみすぎると不衛生でもあります。
断捨離によって、身軽になり、シンプルな生き方へとシフトしないなら、まずは服を最小限にまで減らしてみるといいでしょう。
1年着ていなければまず着ない
断捨離といっても、なんでもかんでも減らして捨てるというわけではなく、ある程度の期間はそれが必要であるかそうでないかは見極める必要があります。
四季のある日本では、冬服と夏服を使い分けるため、1年が大体の目安となります。
過去1年を通して、一度も着ていないものは処分です。
全く開けなかった衣裳ケースやクローゼット、さわりもしなかった衣服は、もう着ることはまずありません。
持っておくために移動したり、たまに洗濯したりする時に触れるくらいで、着るという行為がないのであれば、それは持っているだけ無駄です。
「持っている」という行為は、それだけで力を奪われてしまいますので、できるだけ早めに家の中から出すことをおススメします。
たまに視界に入ったり、掃除のために動かしたり、思い出して考えたりするだけでも、エネルギーは奪われてしまうものなのです。
思考するだけでも疲れてしまいますし、その小さな積み重ねが、自分への大きな披露へとつながってしまうのです。
意識しないため、考えないため、維持管理をせずに済むようにするために、着ていない服を減らしましょう。
服は少ない方が圧倒的にいい
着る服は、多いほうがいいと思いがちですが、選択肢は少ない方が圧倒的に楽になります。
まず、維持管理がとてもスムーズに出来ますし、どれをどこに置いているのかも頭で把握できます。
着替える時にも迷うことはほとんどないため、時短へとつながります。
どこかへお出かけする時に、お気に入りの服を着たいということもありますので、そういったものはもちろん残しておきましょう。
それ以外の、着ないのかわからないもの、ただ置いてあるだけのものは、そこにあるだけで無駄を作り出します。
普段の生活で使用する服は、出来るだけ少なくしておき、考える時間、着替える時間を短縮してみましょう。
それだけで、他にやりたいことをやる時間が作れるため、物事はスムーズになっていきます。
服はとにかく減らしていき、ただ着替えるという行為だけにしていけば、とても楽になっていきます。
迷ったその服はもういらない
断捨離を決行する時に、「どうしようかな」と思ったらそれは捨てましょう。
なぜ迷うのかと言えば、何かしらの思いがそこにあるからでしょう。
しかし、その迷いというのは、間違いなく「着るかどうか」ではないはずですので、迷ったものはこれから先も着ないものです。
躊躇して、迷うようなことがあれば、その自分にいち早く気づくことです。
そして、迷っている自分に気づいたら、お別れすることを決断しましょう。
本当に必要なものというのは、「これはいる」と即決できるはずですので、迷いは必要でないことを意味しています。
断捨離は、その時その瞬間に感じた自分の「感覚」が答えを示してくれますので、自分自身のはっきりとした答えに従って進めてみましょう。
高価なものは一旦ストック
それでも、それなりに効果で程度のいいものであれば、無理に「捨てる」という選択をとる必要はありません。
あくまで、自分の元から「手放す」ということですので、売却するという手段もいいでしょう。
断捨離は、「今の自分に必要な物」とそうでないものを仕訳けていく作業ですので、決別できるならそれでいいのです。
そうやって、自分の価値観を見つめ直して、洗練しながら前に進むための作業ですので、「売却するもの」といったスペースを設けて、そこに一旦ストックしておくといいでしょう。
売却するなり、人に譲るなりしていくために、整理しておくとその後の行動もスムーズになります。
誰かに喜んでもらえたり、お金に変えることなどが出来れば、双方にメリットがありますので、それなりの値段で売れそうなものは、まとめてストックしておきましょう。
シンプルが一番いい
服は、おしゃれを楽しんだり、体温を調節したりと様々な役割をしてくれますが、「自分の価値」とは無関係であることだけは理解しておきましょう。
人生が楽しければ、日々の活躍が素晴らしければ、それなりのパフォーマンスと結果を出しているのなら、着ている服なんてなんだっていいはずです。
服はシンプルでいいのです。
やりたいことをやって、人生を楽に豊かに生きて行きたいのなら、服に時間をかけている場合ではありません。
買う服を迷い、着る服を迷い、収納方法を迷い、服にどれだけの時間をかけてしまうのでしょうか?
服は少なくシンプルにするだけで、とても生活は楽になります。
これまでの価値観で持っているものを維持することが苦しくなってきたのなら、手放す時かもしれません。
新たな道へ、次のステージへと進むために、いらなくなった服をまずは処分してみましょう。