このページへ訪れたあなたは、何か生きるヒントを、道を切り開ける答えを探し求めていることでしょう。
また、どこかで、何かをキッカケに、断捨離する、捨てる、削ぎ落とす、減らすという言葉が心に刻まれたか、内なる声によって自らの力で気づいたのかもしれません。
いずれにしても、断捨離というものの先にある答えを知りたいのではないでしょうか。
ここでは、私の実践に基づき、実際に得られたと感じられる効果を紹介します。
あくまで、あなたの正解は、あなたの力によって導き出されるものですが、踏みとどまる、躊躇する心のサポート、一歩を踏みだす勇気づけになれば幸いです。
断捨離の具体的な行動とは何か
断捨離とは、削ぎ落とし、洗練していくことに対する意味付けの言葉となりますが、これといった定義は存在しないと私は考えています。
ですが、それだけでは、ここまで読み進めて頂いているあなたが導かれるには、情報が少なすぎることでしょう。
実際に、「何をどうしていくのか?」が重要なところだと思います。
まず、断捨離する時には、心構え、覚悟のような意識づけが必要となります。
不要なものを手放していくことで、次の新たな道へと進めると考えてみましょう。
そうすれば、怖れや不安は消え去っていき、踏み出す勇気がわずかでも湧いてくるはずです。
ここへ訪れた時点で、意識の変革は起こっていますので、「何がなんでも断捨離するぞ」とまでは気張らずに、「気が向いたらやってみよう」くらいの軽い気持ちで読み進めることをおススメします。
あなたはもうすでに理解している通り、いらないものを捨てて、余計な行動はやめて、必要のないことは断ち切っていいくということです。
それは、とても怖いことのように感じますが、それは実行する前までのことです。
基準として、自分の中に置いていく思考としては、「それは本当に必要か?」「今やるべきことなのか?」「現状に関係のあることか?」ということです。
「やめる」「捨てる」「減らす」を実行していくことが、断捨離ということです。
「何を?」という問いかけに応えることが出来るは、あなたです。
私はその答えを持っていませんので、その自問自答を繰り返しながら、本当に大切なものと、そうでないものを、自分の価値観によって仕分けしていくことが、断捨離そのものです。
その「いつか」は来ませんし、その「価値」はあなたの価値ではなかったりもします。
また、断捨離から導き出される答えが、断捨離という行動そのものによってしか得られないということが、広義での断捨離の学びとなっていきます。
まず、「捨てる」「減らす」「やめる」を実践してみましょう。
そして、その効果を体感してみましょう。
断捨離によって得られる4つの効果
断捨離を実践していくと、様々な効果を自分自身で感じ取っていくこととなります。
怖れ、不安、虚栄、依存など、様々な自分と出会うことでしょう。
それでも、自分自身という存在の輪郭をハッキリとさせていくことで、より幸せになれるはずです。
ここからは、断捨離によって得られる効果を、私の主観によってまとめてみます。
誰もが同じ答えになるとは限りませんが、共通する感覚を得ることによって、毎日が楽しくなっていくことでしょう。
1.お金が貯まる
物を減らし、行動を減らし、やめていくことによって、お金が貯まるようになっていきます。
これだけを聞くと、「スピリチュアル?」「風水?」のように感じてしまいますが、実践していれば、おのずと意味は見えてきます。
家の中の乱雑さや、モノの多さは、金運を下げてしまうと言われますが、これは当たり前の理論であって、自分自身の思考や意識に作用し、それが再び生活面、金銭面へ影響を与えていくというものです。
その悪循環にはまり込んでしまうと、なかなか抜け出すことが出来ません。
ですが、モノを減らし、いつも整理整頓を心がけていれば、何がどこにあるのかがすぐにわかり、綺麗に扱っていれば故障したりすることもありません。
いつも「お金がない」「忙しい」という思考に囚われているのであれば、まずは物を買い足すのではなく、減らすことから始めてみるといいでしょう。
買った物を覚えていなくて、再び同じものを買ってしまう。
忙しさのあまり、その場しのぎで新たに購入してしまう。
生活の中で思い当たることがいくつもあります。
そんな生活を脱出するために、断捨離を実行してみれば、無駄な出費、自分のエネルギーの漏出もグッと減ります。
今、必要でないものは捨て、その逆に、今の生活で必要とされるものを大切にし、いつもキレイにしながら、整理整頓をしておく。
その、洗練された生活がライフスタイルとなり、おのずと出費は減っていき、金銭面では楽になっていきます。
「もったいないからとっておく」をやめて、「使わないから捨てる」を実行した日から、お金は無理なく自然な流れで貯まっていくようになります。
2.体調が良くなる、体が軽くなる
減らしていくことで、不思議と体長は良い方向へと向かい、フットワークが軽くなっていきます。
物は、ただそこにあるだけで、人の思考や意識の中に作用するため、置いてあるだけでエネルギーを奪われてしまいます。
それは一体どうしてなのか?
様々な要因が考えられますが、「あれもこれも」と頭の中で未消化のタスクがずっと存在している状態が続くことになります。
必要のないものを捨て、綺麗にし、整理整頓を心がけていると、自分の中で「やり残している」という感覚も消えていくため、気持ちが軽くなり、自然と体も軽くなっていきます。
また、乱雑な部屋、不衛生な状態の空間で生活していれば、人体に及ぼす影響は当たり前に考えられることです。
沢山の物を置いていれば、掃除が行き届かなくなります。
使わないのにしまっておいて放置しておくと、不衛生な状況がそこに発生していきます。
アレルギー反応や、体調不良、なんだかわからないけどモヤモヤする、といった場合に、断捨離はとても大きな効果を発揮します。
やりのこしがあれば、それを完了させ、不快なもの、不要なものは捨てる。
不衛生な状態はリセットし、嫌なことを思い出すものは処分する。
また、行動や情報なども、同じ考え方によって断ち切ることで、心と体は健康になり、身軽になっていくことを感じられます。
3.新たなものが入ってくる
これは、少しだけ不思議な要素を含むものですが、「手放すと入ってくる」という逆説的なものです。
他の情報をあたってみても、同じことが発信されることが多いことでしょう。
手放すと与えられ、減らすと増えていき、捨てると入ってくるという現象は、実際に起こります。
恐らく、意識のシフトによって、そう感じられるだけなのかもしれませんが、新たな自分と出会い、新たなライフスタイルを築き、気持ちをよりポジティブに、未来志向にするために、是非体感してほしい効果です。
自分自身の中にある、様々な執着が、自分を苦しめ、不幸から脱出できない大きな要因であることにも気付けます。
勇気を持って、執着を手放し、「今までありがとう」という気持ちをこめて、その気持ち、その自分ときちんとお別れをして、過去という記憶へと解放してみましょう。
どんな小さなことからでも、断捨離は実践できるものなので、やってみると効果は必ず感じ取れます。
こだわっていること、しがみついていること、滞っているモノ、囚われているもの、振り回されている相手など、その対象はいくつも挙げられます。
断捨離を、「捨てる」という行動とともに、意識は「お別れをする」という位置づけをてみると、踏みだせるようになり、新たなモノ、新たな道、新たな世界を受け取ることが出来ます。
新たな何かを受け取るために、新たな誰かに出会うために、新たな道を歩くために、「荷物は置いていく」という気持ちで実践すれば、怖れることはないでしょう。
手放せば必ず入ってくるのは間違いない現象で、「必要なものは必要な時に必要な分だけ入ってくる」という出来事に、感動すら覚えることでしょう。
4.毎日が楽しくなる
楽しくなるのは、様々な変換の相乗効果と言えますが、「捨てる」「減らす」「やめる」を実行していくと、それまでの生活が嘘のように変わります。
自分の真実に気づいて、自分を檻から出してあげた、つながれていた鎖を切った、背負っていた荷物を下ろした、という感覚を得られます。
そのうち、自分だけの人生の楽しみ方が理解できるようになり、ほとんとがいらないものだったということにも気付けます。
住空間がスッキリとし、整理された状態になれば、おのずと思考もクリアになっていき、それまでに理解できなかったことも、鮮明にわかるようになっていきます。
毎日を楽しくしようと「増やす」「付け足す」ということを繰り返していれば、そのうち何かが破綻してしまうものです。
仮にもし、「楽しくない」「苦しい」と感じる状態なのであれば、「増やす」のではなく、「減らす」を実践してみれば、感じる世界は変化していきます。
「沢山あるほうが豊か」、「多いほうが楽しい」というのは錯覚であって、よりシンプルに、少ない暮らしを実践していったほうが、確実に毎日が楽しくなっていきます。
わかりやすくお伝えするとすれば、「余計なことは考えなくていい」という状態になっていき、維持することによって、それがライフスタイルになり、身軽であって、自由であって、日常が楽しくなっていきます。
断捨離の決行時に、「自分の価値観」を基準にして整理してみると、かなり多くのものが手放せます。
それによって増えるものは、お金であったり、時間であったりするもので、それらが自分自身を解放する、新たな道へと進むキッカケとなっていき、楽しいことばかりになっていくことでしょう。
最後に
断捨離とは、他者同士の伝達で言えば、教えであり、学びでもあるのですが、修行ではありません。
あくまで、自分の価値観に気づくこと、そして、それをリアルに明確にしていくこと。
実際の行動を一致させ、自分自身に気づくためのキッカケづくりにすぎないと、私は思っています。
あなたの行動が、あなただけの幸せな物語を創るため、しっかりと向き合って、挑戦してみるといいでしょう。
「捨てる」が正解ということもありません。
「捨てようと思っても、どうしても捨てられない」という気持ちがあるのであれば、それが正解です。
その心の中にある、「自分の気持ち」を自分が受け止めてあげることが、断捨離によって導き出される「幸せの答え」だと思います。
どの道を通っても、必ず幸せになれることは決まっています。
捨てて、減らしてみると幸せになり、素直に大切に持ち続けることでも、幸せになれます。
大切なことは、「それは誰の答えなのか?」「誰の価値観なのか?」というところに気づくことです。
人間は、どうしても「他人に認められたいから」「社会がそうだから」「あの人が言っていたから」という外側の答えに逃げようとしてしまいます。
ですが、その外側にある答えに振り回され続けてしまうと、お金も時間もどれだけあっても足りなくなってしまいます。
真の幸せ、あなただけの幸せを大切にするために、あなたの価値観の元に、あなたという存在を洗練してみましょう。
その先に、あなただけの奇跡の物語が待っています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
あなたの毎日が、より幸せな時間になることを祈っています。