忙しい、いつも大変、どれだけやっても終わらない。
最近はなんだか疲れやすくて、嫌な気持ちになる出来事が多くなってきた。
そんな感覚を覚えたら、何かを減らす、削ぎ落とすタイミングです。
減らすべきものは、目に見えるモノだけではなく、生産性のない時間の過ごし方や、本心とは違った行動なども含まれています。
変えられるのは、自らの行動のみです。
上手くいかない時、なんだかわからないけど疲れる時、楽しさを忘れてしまっている時こそ、さらに何かをしようとするのではなく、減らす努力をしてみましょう。
・めんどくさいことはやめる
疲れてしまうのは、誰かの意見を聞いて、気を使いすぎていたり、自分とは違う世間の価値観に合わせすぎているのかもしれません。
本当にそれが必要なものなのか?
本当にそれが今やるべきことなのか?
本当にそれが心から楽しいと思っていることなのか?
めんどくさいのに付き合っていることや、仕方なしにやっていることがあるのならば、それらは疲れるだけですので、きっぱりとやめてしまいましょう。
一人の行動においても同じで、面倒だと思うことは、誰かに甘えたり、後回しにしたりして、必要最低限の行動だけにしてみましょう。
時には、自分を甘やかすことも必要です。
・欲望が貧しさを生み出す
欲しいものが増えたり、今のままではダメだと感じてしまうのはどうしてなのでしょうか?
それは、今の自分の行動によって、満たされない心があるからです。
給料が安いから、周囲が冷たいから貧しさや生き辛さを感じるのではありません。
自分自身の中に、現状に満足しない欲望が増大することによって、人は不満を抱き、貧困を感じるものなのです。
必要最低限の生活、何もしない生き方に満足することによって、真の幸福は訪れるものなのです。
それらの欲望は、他者との比較によっても生まれるものです。
みんながやっているから、負けたくないから、認めてほしいからといった感情が必ずあり、そういった思いが心を貧しくしてしまうものなのです。
その感情に負けて、アレコレと欲しがったり、手を出したりしていると、永久に幸せを感じることは出来なくなります。
・せめて増やさない努力を
少しでも快適に過ごそうと思い、便利な家電を買ってみたり、さらに何かを付け足そうとしてしまうものです。
しかし、一度やってみるとわかるものですが、増やせば増やすほど、やればやるほどに生活は忙しくなり、体力的な面でも、経済的な面でも、苦しくなるばかりです。
やることを減らそうと考え、何かを増やしてしまうと、楽になれるどころか、さらにやることが増えてしまうのです。
大切なことは、本当にそれが必要なものか?
得られるメリットとリスクのバランスはどうなのか?
ほんの少し行動を変えるだけで解決されることなのであれば、新たに買い足したりする必要はありません。
常に意識していくべきことは、今が大変で、忙しく、苦しい状況なのだとすれば、今以上に増やさない努力をすることです。
世間では、ああしたほうがいい、こうするべきといった情報がいつも飛び交っています。
また、身近な人たちも、良かれと思って様々なアドバイスをしてくることでしょう。
それでも、そういった意見に流されないことが重要です。
モノ、行動、情報は増やさない努力をし、できるだけ削ぎ落として、身軽になることによって、人生は楽に豊かになっていくものなのです。