断捨離によって、物事を見えやすくわかりやすく、人生をシンプルにしていく。
人との関係にも、捨てる、減らす、やめるということが、その後の良縁を運び込んでくれることがあります。
上手くいっていない時、辛さを感じる時には、全てをやめてみましょう。
やめていくこと、捨てることによって、新たな何かが見え始めます。
このメソッドを、人との関係にも活用することが出来ます。
仕事や恋愛、学校や近所付き合いなど、人との関係というのは場面に区切りはありません。
自分という存在を中心として、取り巻く世界が展開されている以上は、その関係性が例え上司と部下、親と子供、恋人同士や夫婦、顔見知り程度の人たちであっても、全て同じと言えます。
嫌な気持ちになり、何かがおかしいと感じたら、相手を責めたり悪い所や原因を探す前に、断捨離することを思い出しましょう。
・離れる
単純に、嫌な気持ちになることがあったら、そこから離れましょう。
物理的距離を置いて、別のことをやってみましょう。
何かをどうにかしようと、自分からアクションしていくと、関係はさらに複雑になってしまいます。
連絡をしない、近づかない、何も言わない、何もしない。
行動を減らし、必要最低限の状態を保てば、意外な形で解決されていきます。
・削ぎ落とす
仮にもし、上手くいっていない関係があるのであれば、極限まで削ぎ落してみましょう。
断捨離によって、答えを見出す方法は、静寂と沈黙です。
言葉数を減らし、接触を減らし、最低限の会話だけにしておく。
自分を削ぎ落して、磨いていくと、相手の気持ちや、言葉の意味、行動の基準というものがはっきりと浮かび上がってきます。
そこに、答えがあることに気づきます。
答えがわからない時には、削ぎ落としていけば、明確になります。
・断ち切る
少し荒療治にはなりますが、関係を断ち切ることもひとつの手段です。
断捨離で言われているように、必要なものはまた舞い込んできますし、まだ何か終えていないことがあるのなら、再び関係は自然と戻っていきます。
そのことを理解していれば、断ち切ることを怖れる必要はありません。
宇宙の原理原則、自然の法則によって、互いに必要としているのであれば、再び関係は修復されていきます。
特に何もする必要はないので、断ち切ってみて、そのままにしておきましょう。
・家の中を片付ければ上手くいく
関係を断捨離すると、自然と家の中の掃除や片づけをするしかやることがなくなります。
そこに大きな意味があります。
外との関係が上手くいっていない時には、決まって家の中が乱雑な状態になっています。
それが、今の自分の心の状態を表しており、それが自分自身を複雑にしてしまっている原因でもあるのです。
恋愛が上手くいっていない時には、相手を責め立てたり、追いかけたりすると逆効果です。
仕事が上手くいかない時にも、さらに頑張ったり、何かを変えようと意見しても、さらに事態は悪化します。
どんなことでも、必ず同じ答えになります。
ただ、これほどに簡単な人生の修正方法はありませんので、実践することをおススメします。
上手くいっていない時には、さらに何かをしようとするのではなく、家の中を片付けて、いらないものを捨てて、汚れているところを綺麗にしましょう。
その小さな行動を積み重ねていくと、不思議なくらいに悩みは消えていき、物事が上手く進むようになっていきます。