捨てる、手放す、諦める、与えるというのは、全てあなたへ返ってくるものです。
良いか悪いか、正しいか間違っているかの答えを探そうとしたり、ジャッジをしてしまうと抜け出せなくなります。
人生に苦しみは存在しません。
出て行く物と入ってくるものをよく観察し、幸せや喜びを見つけ出していきましょう。
そのほうが良いとか、得することが出来る、ということは、本来はあり得ないことです。
宇宙というのは、エネルギーが循環し続けている存在であって、その中で生きている私たちも、そのエネルギーの循環の中にいます。
何を手にして、何を手放すのか。
何を与えて、何を受け取るのか。
自分という存在の器は、どれだけ長く生きても、経験を積んでも、変わることはありません。
器というのは、エネルギーを受け取るスペースであり、蓄える貯蔵庫でもありながらも、余った分はどこかへ出していかなければ、いつかは飽和してしまい、破綻を迎えます。
入り口から入ってくる以上は、必ず出口を作ってエネルギーの流れを創っておかなければ、循環の中に入ることが出来ません。
エネルギーの流れの滞りとなるのか、流れに乗っていくのかは、自分次第です。
与えたものを必ず受け取る
エネルギーというのは、人、モノ、情報、お金など宇宙に存在するもの全てが該当します。
ただ、エネルギーを置換して、姿形が変化しているだけで、ずっと同じ状態が続きます。
しかし、そのエネルギーを流すことを拒否し、諦めること、手放すことが出来なければ、それだけ受け取るエネルギーも拒否することとなります。
水の流れの中にいることをイメージすれば、エネルギーの流れは理解できることでしょう。
いつも良いエネルギーを受け取っていきたければ、淀みを創らずにさらさらとエネルギーを流していくしかありません。
そして、その流れを大きくすればするほど、受け取るエネルギーも大きくなるのです。
他人や環境に振り回され、善い悪いを決めようとし、無駄にエネルギーを消耗しているようでは、人生はつまらないものになるでしょう。
宇宙には、無限の力が存在し、いつでもそのエネルギーを受け取ることが出来ます。
あなたが受け取るものは、あなたが与えたものです。
あなたが与えたものは、必ずあなたが受け取ることになります。
どちらも受け入れていく
エネルギーの循環を感じ、流れに乗りたければ、与えることと受け取ることのどちらも拒絶しないことです。
与えることは惜しまないこと。
そして、受け取りを拒否しないこと。
どちらも受け入れることによって、エネルギーの流れが生まれます。
ただ、放出するだけでは、いつかは力尽きてしまいますので、素直に受け入れていきましょう。
10出せば、10戻ってきます。
100出せば、100戻ってきます。
等価交換は揺るがないものですので、何も怖れる必要はないのです。
受け取りたいもの、欲しいものほど手放し、再び与えられる時を待ちましょう。
喜びを与え合う
社会の中で生きていれば、苦しみを感じる時もあります。
しかし、その苦しみさえも幻でしかないのです。
人付き合いが上手くいかない、お金がなくて困っている。
そういったことに毎日のように頭を悩ませているかもしれません。
ですが、そのほとんどの心配事、考え事には意味がありません。
大切なことは、物質的なことに振り回されないことです。
モノ、人、お金というのはどれも物質的エネルギーです。
それよりも、心が何を叫んでいるのかをよく聞いてみましょう。
真のエネルギーは、心の中心にあります。
喜び、楽しさを感じ、幸せな時間を過ごす。
人生とは、たったそれだけのことです。
モノであろうと、情報であろうと、お金であろうと、それが誰かの喜びとなるのであれば、それでいいのです。
喜びという大きなエネルギーを誰かに託すことによって、それはすぐに自分の元へと返ってきます。
無意味な考え事はやめて、喜びを与え合うことを意識し、毎日を生きていれば、必ず幸せのエネルギーの循環の中に入ることが出来ます。
与えるものが受け取るものです。
全てはエネルギーの循環です。
難しく考えることなく、ただ、エネルギーを流し続けてみましょう。