幸せに、豊かに生きるためには、身軽になってシンプルに生きることが大切になります。
複雑に思えて、難しく感じるのは、考えることが多すぎるからです。
意識を単純化すれば、物事はシンプルに見えてくるものなので、余計なものは除外していきましょう。
大変さや、辛さや苦しさを感じる時はあります。
ですが、それを他人や環境のせいにしていては、同じことの繰り返しです。
物事が複雑に見えて、嫌な気持ちになってしまうのは、自分自身の考えることが多いからです。
どんな場合でも、とても単純でシンプルに動いています。
それは、それ以上でもそれ以下でもなく、全てが当たり前のことばかりです。
変に気を使ったり、余計な心配をしてみたり、他人や環境を変えようとすることそのものが、自分へとはねかえってきて、それを苦しみだと錯覚しているにすぎないのです。
単純になろう
頼まれたら、「わかりました」と返事をしてやってみる。
上手くいかなければ、「すみませんでした」とひとこと謝っておく。
困っていたら、「お願いできる?」と頼んでみる。
してもらったら、「ありがとう」とひとこと付け足しておく。
これを繰り返していくだけで、物事は驚くほどにスムーズに運びます。
難しくしてしまうのは、「やりたくない」「悪い気がする」「申し訳ない」「失敗は許されない」といった、自分への過度な甘えや厳しさによるものです。
自分の中に、どうしても「したい」「しなければいけない」「してはいけない」「したくない」「してほしい」という強い願望があることによって、それが苦しみの種となります。
複雑化させてしまっているのは、他人や環境ではなく、自分の中の求める心が肥大することによって、広がっていく意識がそう感じさせているにすぎないのです。
シンプルになるために
だからと言って、「シンプルに考えろ」「単純になれ」と言われても、それも理解が難しく、複雑に思えることもあるでしょう。
そういった場合は、自分の手の届く範囲のみを見て、出来ることを認識することです。
自らに与えられた課題に集中し、出来る限りの力を出し切ってみましょう。
誰かに何かをお願いされたり、どうすればいいのかわからないのなら、今の自分に出来ることだけに尽力し、継続し続けるだけでいいのです。
深く考え込むということは、それが悩みになっていくということ。
悩みや考え事は、どうにも出来ないことだから悩んでいるのです。
その時に、既に答えは出ていることに自分で気づかなければ、前に進めません。
考えてもどうにもならない、意味のないことは、どれだけ考えたところでやはりどうにもならないのですから、出来る限り早い段階で気づいて、考えることをやめることです。
進める道だけを進み、出来ることだけをやりましょう。
シンプルな日常を積み重ねる
特別なことは何もしなくてもいいから、ただ単純な生活を積み重ねてみましょう。
継続することによって、それがより大きな力となっていきます。
当たり前の生活を極めていき、心身ともに健全な習慣を続けること。
余計なものは排除していき、あいさつ、食事、睡眠などを徹底的に磨くことによって、人生は豊かなものとなっていきます。
多くのものを得ようと、要求しているうちは、何も得ることは出来ません。
何も求めることなく、与えられること、与えることに喜びを覚える日々を重ねていけば、手に入れられないものなどありません。
自分の道を信じ続けていき、継続していけば、人生は見違えるほどに変化していきます。
毎日が奇跡の連続となっていき、思い描いた夢が、全て現実のものとなって現れます。
考えることをやめて、美味しい物をたべて、ぐっすりと眠りましょう。
答えを外側に求めることをやめ、日常を大切にし、小さな幸せの数を数えましょう。
それが、シンプルで幸せな人生の始め方です。