物を手放し、捨てて行くことによって、見えてくるのはあなた自身です。
何が大切であって、どのように生きて行きたいのか?
価値観の中心がどこにあるのかを知り、再び「自分」という姿を浮き彫りにするために、断捨離はとても効果的です。
物質的にクリアにすることは、思考と感情をクリアにするという相乗効果があります。
何がしたくて、どう在りたいのか。
好きなことや、大切にしていきたいことを、明確にしていくために、暮らしをより洗練していく必要があります。
判断基準に正解はない
断捨離に取り組み始めた頃は、どうしてもその判断基準がわからずに、正解を探してしまいがちです。
現実として、「断捨離」「判断基準」という検索キーワードは、いつもボリュームがあります。
ですが、実際に取り組み始めて、勇気を出して捨ててみることによって、その意味はあなた自身が理解していくこととなります。
「捨てる」「持っている」のどちらも正解です。
これが必要で、これが必要でないということは、誰しも共通した答えにはなりません。
今の生活や、大切にしたいライフスタイルに合わせて、あなただけの正解を導き出すことそのものが、断捨離の作業そのものであり、目的そのものでもあるのです。
断捨離という取り組みは、綺麗にしていくこと、よりシンプルになることはもちろん、あなたという存在や、在り方、ブレない軸やライフスタイルを確立させていくためのキッカケとして、あるものです。
全てが正解です
あなたがそうと決めたのなら、それが正解です。
ただ、ここから再び間違えやすいのが、誰かに決めてもらうことが不正解なのか?ということ。
それも正解のひとつです。
自分で決められないというあなたがそこにいるのなら、誰かに決めてもらうという判断をするのもあなたなのですから、それでいいのです。
結局のところ、どれをどのようにしてもそれが正解となるのです。
あなたが捨てる、持っていると決めればそれがあなたにとっての正解あり、それがわからないということも、ひとつの答えなのです。
それでいいのです
断捨離をという教えは、ひとつのキッカケにすぎません。
「バカらしくてやっていられない」
「思い切って捨てたらスッキリした」
「心と体が豊かになった」
「もったいなくてそんなことできない」
それら全てが正解ですので、それでいいのです。
出来ることだけをやっていき、出来ないことはやらない。
誰かに言われたからやるのもいいし、言われてもやらないのもいい。
自分の意思で決めて行動するのもいいし、決めずに放置していてもいい。
正解があるのだと思い込めば思い込むほど、苦しくなっていきます。
断捨離を通して、もっと気楽に自由に生きるために、全てが正解であるということ。
それでいい。
これでいい。
というあなただけの正解をしっかりと認め、それを大切にしていきましょう。