捨てること、手放すことは、心を楽にする習慣です。
まだ、そこにいたい、持っていたい、やっていたいと願っても、苦しくなってしまえばそれはいつか破綻するもの。
心を軽くし、より豊かに生きて行くために、断捨離という習慣を少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか?
どんなものでも、増えすぎると自分を見失ってしまいます。
何をしたいのか?どこにあるのか?どうすればいいのか?
簡単なことが複雑に思えてしまう時には、少しだけ感覚を空けて、物理的空間、心理的スペースを作る必要があります。
何かひとつやめてみよう
人生は、足し算ではなく引き算で考えていくと上手くいったりします。
もちろん、学ぶという足し算は必要ですが、それを同時に何かを引き算しなければ、飽和が崩壊を招きます。
取り入れるために、まず最初にやらなければいけないことは、空白を作ることからです。
付け足すことを繰り返すと、物事の流れを滞らせてしまい、より複雑になっていきます。
シンプルに、ひとつずつクリアするためにも、まずは片づけること、空けることが先決です。
毎日のように、何かをやめてみましょう。
学びというのは、何もしなくても得られるものですので、アウトプットのほうが流れには重要です。
モノ、情報、人などは、勝手に流れ込んでくるもので、その流れを受け取れるかどうかは、空けているかどうかによります。
満タンに入った容器には、流れがぶつかってもよけていきます。
出口を作り、空けておくことによって、次々と受け取ることが可能になっていきます。
やめること、手放すこと、捨てることに躊躇せず、毎日ひとつずつ流していってみましょう。
困った時こそ片づけよう
物事が上手くいかなくなった時には、とにかく断捨離です。
掃除や片づけをすることによって、大切な何かが自分の中から生み出されます。
それは何かは、やる前にはわからないもの。
だからこそ、徹底的に身の回りを綺麗にしていってみましょう。
仕事で上手くいかない時には、とりあえず作業の手を止めて、他のところを片付けてみたり、汚れているところを掃除してみたりすると、次からは上手くいったりします。
恋愛や、人づきあいでも、同じようにやってみることをおススメします。
その先に、必ず自分の答えが待っています。
また、お金に困っている時にも、断捨離は効果を発揮します。
片づけて行くと、思いもよらないところからサポートを受けたり、臨時収入が飛び込んで来たりします。
心と世界はリンクしている
昔から、日本では身の回りの乱れは心の乱れとして教えられてきました。
ですが、近年では、「観察される物は観察する人の意識に影響される」ということが証明されつつあります。
これは、生き物か、そうでないかに関わらず、宇宙にある全ての物質に対しての答えのようです。
身の回りの状況がどのように感じられるのか?ということが、自分自身の心の状態をそのまま表しているとういことを意味している。
つまり、断捨離によって気づかされることは、心の変化であるとういことが、科学でも照明され始めているということです。
前まではそれが美しいと思っていたが、今はそうでもない。
良いと思っていたことが、全く興味がなくなっていく。
断捨離では意識が投影される物質の中で、自分が何を見ていて、何を感じて生活していたのかを理解することが出来るのです。
思った通りにやっていい
捨てたいものは捨てて、やめたいことはやめる。
嫌なところからは離れて、心地のいいところに行く。
この、人間として正常な流れをスムーズにするだけで、心は整理されていき、人生は楽しいものになっていきます。
「高かったから」とか、「もらったから」とか、「まだ使えるからもったいない」といった、外側の価値観で物事を決めるのではなく、その価値を決めるのは自分なのだとはっきりさせるために、断捨離は大切な習慣です。
嫌なのならやめていいし、いらないなら捨ててもいいのです。
心に従い、思った通りに生きていいのです。
それが、人生を豊かにしてくれ、心を軽くしてくれるのです。
正直な意見なのですから、その通りにすればいいのです。
何も起こることはありませんし、むしろ快適に暮らせるようになっていくはずです。
減らし、少なくし、生きることだけに力を注いでみると、それまでに味わったことのない幸せを感じることが出来るようになります。
心を整理していくことで、生きている世界も整理されていきます。
あなたはあなたの思った通りにやれば、それでいいのです。