苦しいこと、辛いことというのは、自分でそのような生き方を選択していると言えます。
そう言われると、「そんなことはない」「実際に酷い現実はある」と聞こえてきそうです。
確かにそれもひとつの答えですが、本当の意味で問題を解決したいのであれば、自分自身の在り方、生き方を変えていくほうが、よりずっとスムーズで、快適に過ごせるようになるものです。
どうしてこんなにも苦労を重ね、終わりのない努力を続けなければいけないのか?
環境や他人のせいなのでしょうか?
答えはとても単純で、それをしなければいいだけのことなのです。
手放すことは、やめること、諦めること、認めること、許すことです。
やめたらどうなる?
今必死にしがみついて、頑張って維持しようとしている現状は、何のためにあるものでしょうか?
幸せになるためだと努力してしまうものですが、その幸せはいつやってくるのでしょうか?
苦しいこと、辛いこと。
そこからは離れていいのです。
絶える必要はなく、やめてしまってもいいものなのです。
その先が不安で、勇気が出ないから執着してしまうのでしょうが、やめることで、失うことで、離れることで何がどうなるのかを想像してみましょう。
何も変わらないはずです。
むしろ、得られることや、出来ることがもっと増えるのではないでしょうか?
不幸な時間を減らし、幸せな時間を増やすだけで、人生は大きく変化していきます。
最も大切なことは、今日という一日、今という瞬間をより幸せに生きることだけです。
頑張り始めたらやめる時
何かの行動を起こす時には、そこに楽しさや嬉しさなどの興味が湧いて始めるものです。
やってみると、それがとても楽しくて、また味わいたいなと心地よさを感じます。
ですが、続けていくうちに、いつの間にか頑張ってしまい、失うこと、やめることを怖れ始めます。
やめるべきタイミングは、楽しくなくなった時で、頑張り始めた自分に気づいたら、一旦そこを離れてみて、「休め」のサインが出ている時です。
やりたいと思って、楽しそうだと感じて始めたことが、目的がすり替わってしまうようになれば、幸せを感じにくくなるものです。
あらゆるものに精通していることは、頑張り始めた時点で一呼吸おくべき時だということです。
手放しで生きて行こう
執着をどんどん手放していくと、心と体は楽になっていきます。
どうしてそこにこだわって、頑張ってしまうのか?
その奥底に眠る自分の思いに気づき、心の声を受け取って、しっかりと感じてみて下さい。
どうでもいいことにこだわって、小さなプライドを守り、大したことのない見栄を張っていたりするのではないでしょうか。
生きて行く上では、ある程度の努力は必要なものです。
ただ、幸せを先延ばしにしたり、辛い、苦しいと感じるほど頑張らなければいけないことが、一体どれほどにあるのでしょうか?
それをなぜやっているのか?
やめることがなぜ怖いのか?
どうして頑張ってしまうのか?
その答えは、自分自身しか知りません。
生きて行くのに、それがそんなにも重要なことなのか、もう一度よく見つめ直してみることです。
今日が人生最後の日です
自分にとって、一体何が幸せで、どのように在りたいのか。
上手くいかない時、辛いとき、苦しい時は誰にでもあります。
そういった時こそ、大きく魂を成長させるチャンスです。
「生きる」ということが、どういうことなのか。
「幸せ」とは、一体何なのか?
今日が人生最後の日だとしたら、あなたは誰と過ごし、どのようなことを語り、何を思うのでしょうか?
どの瞬間で人生が終わるのかは、誰にもわからないことです。
ただ、ひとつだけ言えることは、「今」という瞬間を幸せに生きられる人は、どのタイミングで生涯を終えたとしても、人生が幸せなものになるとういことです。
時間が流れていると感じてしまうのは、単なる文明の尺度による思い込みです。
生きることが出来るのは、「今」という瞬間と「ここ」という場所だけなのです。
そこに幸せを見出し続けることさえ出来れば、人生は素晴らしいものになっていきます。
過去や未来というのは、単なる幻想です。
今すぐ幸せになることを選択し、その状態を維持し続けてみて下さい。
そして、全てを手放し、天に運を任せ、流れに身を任せ、宇宙へオーダーし、なるようになっていく物語を楽しみましょう。