季節が変わり、新たなステージが開かれるタイミングが来ました。
何かに挑戦する時、まずやらなければいけないことは、何かをやめることです。
人間に与えられている時間とエネルギーは有限です。
そのことをしっかりと認識しながら、自分が何に対して力を投資していくのかを見直してみましょう。
やりたいことは沢山あるものです。
しかし、それら全てを同時に進めることはほぼ不可能です。
大人になればなるほど、通らなければいけないタスクが増えていきます。
それでも、その中で無駄なこと、しなくてもいいことはあるものです。
頭をクリアにして、新たなことへチャレンジしていきたいのなら、何をやめてどこを削るのかを強く意識する必要があります。
やめないと進めない
あれもこれもと欲張っていると、最終的には崩壊して自滅してしまうことになります。
過ぎたるはなお及ばざるがごとし、という言葉があるように、やりすぎはやっていないのと同じです。
色々なことに手を出して、やることを増やしてしまうと、本当にやらなければいけないこと、人生にとって大切なことへ力を注げなくなり、パワーバランスが崩れていきます。
新たなステージへ進むためには、それまでにやっていたことの中で、「もういいかな」と思うことをやめていくしかありません。
まだやめることができないのなら、次へは進めないので、その状態をもう少し継続して、新たな挑戦は先送りにしなければいけません。
本当に成長したい、もっと飛躍したいのなら、まずは今やっていることに全力で取り組み、それに飽きたら、きっぱりとやめることです。
怖がらなくても大丈夫
やめられない理由として、不安だから、怖いからといった場合もあります。
それをやめても、手放しても本当に大丈夫なのだろうかと思い、自信が持てずにいるからそこに留まり続けます。
ですが、順序は逆で、執着していることを手放さない限りは、不安や恐怖は消えません。
怖いから手放せないのではなく、手放さないから怖くなるのです。
万全の準備を整えて、守りを固めていないと大変なことになると思い込み、いつもそこに力を注いでいるから、身動きがとれなくなるのです。
そうした不安や恐怖からくる執着は、ありもしない妄想によって起こる行動ですので、そうした自分の中にある恐怖に負けないことです。
手放しても大丈夫ですので、やめてしまいましょう。
全部やめてみてもいい
断捨離のメソッドで言われるように、全てを捨てても必要なものは必ず再び入ってきます。
それと同じように、行動の断捨離として、全部やめたところで何もなりません。
むしろ、全てやめてみたほうが、本当に必要なものがわかりやすくなるものです。
何もかもをニュートラルに戻すことによって、必要最低限の行動が鮮明に浮き上がります。
そこだけに力を注いで、他の余計な行動を付け足さなければ、時間的、空間的余裕は生み出され、かなりのエネルギーがそこに残ることに気づきます。
その残されたエネルギーを、新たな挑戦へと向けることで、これまでよりも飛躍できます。
何かに挑戦したい時には、今まで以上にと付け足して、欲張るのではなく、まずはやめてしまうことです。
ハッピーなライフスタイルを築こう
幸せに生きたい、やりたいことをやっていたい。
いつも軽やかに、能動的に、アグレッシブに、ポジティブに生きて行きたいのなら、行動を少なくすることです。
色々なことをやりたいからといって、色々なことをしようとすればするほど、足はもつれて何も出来ないものです。
いつも活発で、行動的に動きながら幸せに生きている人というのは、その日常生活を見てみると、あまり多くのことを同時進行はしていません。
時間がないからと効率的に物事を動かそうとしている人ほど、忙しいだけ、疲れるだけで物事が進みません。
上手く物事を進められる人というのは、行動をひとつに絞りながら、きちんとそこをクリアして、終わったらすぐに次の行動へと移っていくことを繰り返しています。
ハッピーなライフスタイルは、自分で創り上げるもの。
習慣は人生となるので、この限られた時間をエネルギーを何に使うのかを、もう一度しっかりと見なおして、人生を再設計してみると、毎日が楽しくなっていくでしょう。