あなたはただ、そこに存在しているだけで完璧で、無限の存在です。
制限をかけてしまっているのは、執着を生み出すあなたのエゴによるものです。
求め、追いかけると世界は狭くなっていきます。
全てはここにあったのだと気づくには、手放すことから始めて下さい。
執着を手放すことは、まだ体験していなければとても怖いことです。
しかし、全てはそこから始まっているのです。
何かを得たり、失ったりしていると思っているのは錯覚です。
何もかも、常に完璧な状態が維持されていて、変わっているようで何も変わってはいないのです。
外側に感じている現実のような世界は、あなたの心がそう見せているだけにしかすぎません。
諦めれば始まる
どうにかしようと必死になって、頑張ってばかりいても、上手くはいかなかったはずです。
ないからと補おうと努力しても、やればやるほどに苦しくなっていたはずです。
最終的に気づくべき結論は、諦めることです。
始めから、そんなことはしなくても良かったのです。
あなたはあなたそのものがあなたでしかなく、その状態が完璧であるということです。
欠点などは存在しません。
まず、最も手放さなければいけないものは、変えようとすることです。
出来ないから出来るようになるまで努力したり、失敗したから改めようと頑張ってしまうのが人間です。
悪い習慣を断ち切ろうとすればするほど、その習慣へと染まります。
あなたがあなたを改善しようとすることをまず諦めて、手放して下さい。
現象は全て逆に作用するもので、正そうとすることをやめると、不思議とその習慣はいつの間にか消え去っていきます。
それはそういうものであって、仕方のないことだと認め、受け入れた瞬間から、その現象は消滅してしまうのです。
どうにかしようと頑張ることは、苦しみの始まりであって、諦めて認めたタイミングが全ての始まりです。
あなたは無限の存在
何かにこだわって、努力して頑張っても、世界は狭くなっていくばかりです。
もう何もしなくてもいいし、そのままでいればいい。
それが完璧な状態だと気づけば、心の中に無限の可能性が広がっていることにも気づくはずです。
そして、無限であることさえ知れば、起こる出来事に振り回されなくなり、受け入れることに苦しみを感じなくなります。
外側の世界に振り回されなくなると、怖いものなどなくなり、全てを許し、全てを楽しむことも可能になってきます。
どちらかが正解ではなく、どちらかが幸せではなく。
どちらにしても楽しくて幸せなのだと感じるようになり、心に平穏が訪れます。
探すから見つからないし、求めるから取り逃がす。
欲しがるから手に入らずに、追いかけるから去って行く。
何もしなくてもいいんです。
そのままでいいのです。
何かになろうとしている時ほど、あなたではなくなって何者にもなれません。
何かをやろうと必死にやっている時ほど、何一つ出来てはいません。
何かを求めて走り回っている時ほど、何も手にすることは出来ません。
その先で、全てを諦めて、何もしなくなった時に、全てはここにあって、無限に存在していることを感じられるでしょう。
何も考えず、何もしなくなった時に、人間は最も躍動的に動き始めるものなのです。
何もない、何もしないことが、無限へとつながっているのです。
人生を楽しもう
人生を最も有意義なものとして、楽しみながら生きて行く方法は、執着を手放して、無限となることです。
怖れるものなどは何もなく、全ての出来事を毎瞬楽しむには、何もしないことです。
ただ、気を付けなければいけないことは、何もしないということに縛られて、「何もしないんだ」ということに執着して本当に何もしない状態を維持しないことです。
何も考えずに何もしないでいると、体は勝手に動き始めますので、その動きを解放して流れに乗っていきましょう。
あなたの中にいるもう一人のあなた。
潜在意識に眠るあなたを動かす神が、あなたを望むところへと導いてくれます。
何もせずにただ流れていくだけで、素晴らしい世界が次々と展開されていきます。
人生の楽しさはここにあり、もう違う何者かになる必要などありません。
無限となり、無の存在であることを感じ続けて行けば、何者にでもなることが可能になります。
なろうとするほどなれません。
行こうとするほど進めません。
やろうとするほどできません。
手放し運転で、なるようになっていくことに身を委ねて下さい。
これほどに楽しい生き方がったのかと、必ず感動することになるでしょう。
そして、無限となり、怖れはなくなり、世界、宇宙、人生は全て自由自在に変化させることすら可能なのだと理解できます。
もう何もしなくても大丈夫です。
あとは全て、シナリオ通りに展開されていくだけですので、どの瞬間も楽しみながら、幸せな人生を味わい尽くしましょう。