執着を手放せずに、捨てることが出来ないのは、ありもしない妄想にかられて怖れているからです。
この世界では、心で思い描いた通りの出来事が、現実のような幻として出現します。
全ては「今」と「ここ」しか存在しないことに気づきましょう。
過去や未来は本当はありません。
時間も流れてはいません。
存在しているのは、確かに今ここにいるという真実だけです。
それ以外は、全てが妄想であって、目の前に出現することなどありません。
自分が現実を生み出している
不安や恐怖を原動力にして行動すれば、さらに不安や恐怖が増してしまう現実が展開されます。
楽しさや幸せを力に行動すれば、幸せな現実が展開されていきます。
思考は現実になるのは間違いありません。
不安や恐怖があるから執着が始まってしまい、それがトリガーとなって、さらに辛く苦しい現実を見せつけられます。
この繰り返しによって気づくべきことは、自らの行動がその現実を引き起こしているという事実です。
現実だと思っている外側の世界は、実は全て幻であって、妄想が立体として現れているだけです。
その立体映像にさらに怯えて行動すれば、再び恐怖に支配されて苦しい現実が続きます。
現実だと思っている出来事は、実は自分が創り出しているだけのものであって、自在に操ることが可能です。
「~ならないように」と思ってやればやるほど、その怖れている出来事へと近づきます。
「~が楽しそう」と思って進めば、楽しい出来事が次々と舞い込みます。
今とここに集中しよう
自分がいつも怖れていることはなんでしょうか?
それが今、目の前で起こっていますか?
そのことを妄想すれば、次にはそういった物語が展開されます。
今とここに集中して下さい。
何も起こってはいないはずですし、これからも起こることはありません。
大丈夫です。
どの瞬間も、今にフォーカスして、ここだけに集中していれば、ずっと幸せな時間だけが続きます。
過去にそうだったから気を付ける。
将来のために今は苦しんでおく。
そういった思いによって過ごすことで、大切な今を失い続けていることに気づきましょう。
幸せはいつも目の前にあります。
簡単で、楽に進むことが出来る道が足元に広がっています。
他人のアドバイスや、外側からの影響は、不安を煽ってあなたを惑わせようとしているだけです。
また、その不安や葛藤のメッセージは、自分自身が語っている言葉でもあります。
大丈夫です。
今とここに集中するだけ。
それだけで十分ですので、そのまま真っ直ぐに進みましょう。