生きていくうえで、本当に必要なものというのは少ないものです。
人間は、どうしても支配的に生きてしまい、物欲へと走りがちです。
しかし、モノはいくら持っていても、自分自身の価値を高めることにはつながりません。
多くを持ちたがると、それは生き辛さへとつながっていきます。
荷物はできるだけ少なく。
今日という日、今という瞬間を大切に、豊かに生きるために、持ち物は少なくしておきましょう。
断捨離は、心の豊かさ、本当の自分への気づき、生きることの本質を見出す手段となります。
捨てるという作業を繰り返し行うと、とても多くのものを持っていたことに何度も気づかされることでしょう。
減らす勇気は、今を生きるために必須のスキルです。
怖がることなく、いらないものは脱ぎ捨てて生きていきましょう。
支配するほど支配されていく
沢山のものを持って、欲張って抱え込むほど、多くのものを失ってしまいます。
本当に大切なものを失わないためにも、生きるために必要なもの以外は捨ててしまいましょう。
支配的になり、全てを思い通りにしようとするほど、自らがそのことに支配されてしまいます。
自分の外側にあるものは、どれだけ頑張ってみても支配できませんし、自分の一部にすることもできません。
変えられない物をかえようとしたり、強く見せるために武装することはやめて、身軽に、心豊かに生きてみましょう。
生き辛さや、苦しみは、環境や他人によって引き起こされるものではありません。
それらは全て、自分自身が何かを支配しようとしたり、欲張ったり、思い通りにコントロールしたいという気持ちから生み出されるものです。
減らす、捨てる、手放すことによって、支配から抜け出すことができるようになり、自由に気楽に生きることができるようになります。
必要なものは何度でも入ってくる
捨てること、手放すことができないのは、何かを想像して怖れているからです。
しかし、そのような現実が起こることはありません。
「何かあった時のために」
そう思って、多くのものを持ち続けてきたかもしれませんが、わざわざ自分が握りしめている必要はありません。
人生で必要なものは、必ずベストなタイミングで何度でも舞い込んでくるように出来ています。
たとえそれを捨てたとしても、何度も目の前に出現することでしょう。
それが今の自分にベストマッチだからこそ、舞い込んでくるのです。
そのことを証明するためにも、何度も捨ててみてもいいでしょう。
自ら手に入れようとしたり、持ち続けたりはしなくても、必ずそうなるように出来ているのがこの世界の法則というものなのです。
今を生きて行こう
情報を集めたり、物を集めたり、あれこれと動きまわったりする必要はありません。
ただ、今を生きるということを積み重ねていけば、全ては上手く回り始めます。
ありもしないことを想像して、怖いからといって行動をとれば、その不安から現実はその通りになってしまいます。
何も起こらない、全ては大丈夫なのだと強く信じ、今を生きづづけてみましょう。
目の前にあることに集中し、毎日を大切に生きるのです。
過去は記憶であり、未来は妄想です。
いつ、どんな時を過ごしたとしても、私たちの中には今しかありません。
そのことを決して忘れることなく、今という刹那の瞬間を生きるのです。
外側の世界に見せられるものに惑わされないで下さい。
あなたはあなたらしく、ただ今を生きていればそれでいいのです。