
信じていたのに裏切られた!
そんな経験は、誰でも一度や二度くらいはあるのではないでしょうか。
心に大きなダメージを受ける出来事となるでしょうが、何度もそれが起こるようであれば、そこには意外な原因が潜んでいることが考えられます。
信じていた人に裏切られてしまうことは、とても辛いことです。
それでも、その中にはこれからの人生を幸せにするための大切なヒントが隠されているのです。
気づくことさえ出来れば、先の人生で必ず役に立ちますので、ひとつずつ整理していってみましょう。
原因は自分の中にしかない
あらゆる出来事は、心の反映で起こります。
外面と内面は、鏡のような作用があるので、自分の中に存在してる癖が、そのまま出来事として起こってしまうのです。
裏切りは、とても傷つく行為ですので、出来れば避けたい出来事でもあります。
ですが、人との関係は100%どちらかが悪いということはなく、どちらも悪くもありません。
内面的なものが互いにぶつかり合って、そういったことが起きているだけです。
また、自分の世界は自分という存在しか認識できませんので、やはり考えるべきは心の中にどんな思いがあるのかということです。
裏切りというのは、信頼を壊してしまうことでもありますが、そもそもその信頼はなかったとしたらどうでしょうか?
絶対的な信頼は、自分の信じる心しかなく、過度な期待があることによって、裏切りという他人の行為が出来上がります。
つまり、裏切りというのは、「自分の期待が大きかった」ということの表れでもあるのです。
学ぶための経験をしている
人との関係によって学ぶことは、どういった行動をするとどういった反応が返ってくるのか。
それと同時に、なぜそれが起こり、自分の中にどんな部分が存在していたのか。
ということを学んでいくために、様々なことを経験していきます。
何度も裏切り行為を体験しているのなら、過剰に期待してしまい、全てを信じ切ってしまう癖が自分の中にあるということ。
繰り返すことによって、それは小さくなっていきますが、まだ続くようであれば、「これくらいかな」というラインを自分の中で調整する必要があります。
「こうであってほしい」「こうであるべきだ」「普通はこうする」というものをはじめから持っていて、その物差しで他人を見ることによって、そのギャップを裏切りと感じてしまうだけです。
本当は裏切りではなく、信頼のギャップが起こっているだけですので、深く傷つかなくても大丈夫なのです。
接し方を変えていく
他人との関係から、自分という存在を理解することが出来たら、あとはそこから学んで、同じことを繰り返さない事です。
心の距離感を理解して、何もかもひとつになろうとはしないこと。
いつでも互いに心地よい関係を保てるように、日頃の行動を心がけていれば、過剰に相手に期待したり、何かを妄信したり、踏み込んだりすることはないでしょう。
そうやって、自分の行動、接し方を変えていくことによって、相手の反応も変わっていき、起こる出来事も変化していきます。
裏切りそのものは、期待があって初めて成立するものですので、始めから期待はしなければ、あとはいいとことりか見えませんし、同じような出来事があっても、裏切りというものには見えなくなります。
こうして、自分の現実の中から裏切る人の存在が消えていくということです。
ありのままを受け入れよう
ありのままの自分をまず受け入れて下さい。
私は私であって、それ以外の何者でもありません。
まずこれが出来れば、外側にいる人たちも全て、受け入れることができます。
そして、自分を尊重し、他人も尊重していきまyそう。
ありのままを受け入れるということは、それはそういうことであって、それ以上でもそれ以下でもないという事実だけを見ることです。
その人は、そういう人です。
自分も、そのまま自分です。
その出来事は、それはそれです。
それ以上かそれ以下か、ということのズレが、期待であって裏切りでもあるので、ありのままを受け入れていきましょう。
過剰に妄想し、美化することも卑下することもしなければ、簡単に受け入れることができるようになり、世界から裏切りが消えていきます。