
いくら努力しても成果が出ない。
頑張っているのに人に認められない。
それは何故なのでしょうか?
その答えは、意外なところにあります。
流れをもう一度取り戻すために、原因を理解して対策をとっていきましょう。
報われない原因
努力が報われないのは、何かしらの原因があります。
ひとつひとつ辿っていけば、必ずその先に答えがあります。
上手くいっていない時には、何かが間違っているということです。
・逃げている
自分では頑張っているつもりかもしれませんが、何かから逃げている可能性があります。
逃げるためにそこに力を入れて、努力している自分を創り上げることで、向き合わないようにしているはずです。
上手くいかないのなら、どこかで道を間違えているはずです。
やるべきことをやらずに逃げ続けていると、その先は行き止まりとなるのです。
・受け入れていない
上手くいかないことを頑張り続けても、それは上手くはいきません。
既に出ている答えを受け入れることができず、流れに逆らっているだけかもしれません。
現実を受け入れることなく、エゴだけで努力し続けても、それは報われることはないでしょう。
・過信している
完璧な理想や、出来るはずだという傲りで無理なことを頑張っているだけかもしれません。
自分の力に傲り高ぶり、努力すればいいのだと妄信していても、それは一人よがりの判定を受けます。
力に過信して頑張っても、認められることはないでしょう。
・プライドを守っている
報われないことを信じ続けて続けていくことは、自分の小さなプライドを守っているだけではないでしょうか。
努力しているから、頑張ったんだから。
その見返りとしてあるべきことを期待して、承認欲求のためだけに行動しているのではないでしょうか。
出来ないことは出来ないと認めることができず、プライドを守ってしまうと、評価されるどころか、誰にも認められない結果になってしまいます。
報われないことへの対策
報われないことに悲しくなり、強い憤りを感じたりすることは誰でもあります。
しかし、評価されない、認められないということは、それが答えであるということです。
簡単な対策をとることによって、互いに良好な着地点へ行き着くことは出来ますので、意識を少しシフトしていきましょう。
・正しさは忘れる
いくら正しいことをやっていても、それが今置かれいている環境で必要のないことなら、評価されることは難しくなります。
自分の中にある正義や信念は、一旦忘れて胸の中にしまっておきましょう。
心に秘めておきながら、やるべきことに向き合っていけば、楽に進むことができます。
・流れに乗っていく
上手くいかないこと、報われないことはそれが既に下されている評価です。
その結果を受け入れて、上手くいかないことはやめていき、流れに沿って進みましょう。
ダメなものはダメですし、上手くいくことはすんなりと上手くいきます。
報われない努力は、「今はそれをやるな」という意味でしかありませんので、あっさりと諦めて違う流れに乗りましょう。
・別のことをやる
流れに逆らい、上手くいかない方法で何度チャレンジしても同じことです。
それは上手くいかない方法なのですから、いくら頑張ったところで疲れが増していくだけです。
努力する、頑張るだけがいいことではありません。
何か別の道があるのであれば、そちらへ軌道修正していきましょう。
行き詰まった時には、ただ別のことをやるだけで、それが思わぬ結果を生み出すことにもつながったりするものです。
諦めることの大切さを忘れないようにしよう
日本では、昔から「頑張る」「努力する」「諦めない」といった思想を美徳とし、その姿を崇拝する傾向にあります。
それは、何かを成し遂げるために取り組む姿が美しいわけであって、その「頑張る」というところだけを真似ても意味がないのです。
諦めずに何度もチャレンジすることも素晴らしいことなのですが、それは違うアプローチで試行錯誤しながら何度でも挑戦することが素晴らしいことであって、ひとつの方法だけで意固地になって何度もしつこくやることはただの執着とエゴです。
頑張ることや、諦めないことは、執着となってしまうととても危険なものです。
忘れてはいけないことは、「諦める」こと。
自分の夢を諦めろというわけではなく、上手くいかない方法は諦めるべきだということです。
報われない努力は、いくらやっても疲弊するだけです。
無理だと思ったらあっさりと諦めて、何か別の方法を考えていくしかありません。
挑戦することと同様に、諦めることもとても大切なことなのです。
流れるように、方向を変えながら、前へ前へと進むためには、柔軟にならなければいけないのです。