
幸せになることは、今この瞬間から出来ることです。
何かをしたから、手に入れたから幸せになるのではありません。
幸せはただ、感じていくものです。
いつも足りないと思って、理想とする幸せの形を追い求めていくと、永久に幸せにはなれません。
仮に、一時的な幸せを感じられても、それは幻想であって、すぐに消えていってしまいます。
それだけでなく、そういった一時的な快楽は、その後の落ち込みも生み出します。
快楽が強ければ強いほど、跳ね返りは大きく、心はダメージを受けてしまいます。
振り子のようなもので、その動きを止めてさえしまえば、ずっと幸せにいられるものなのです。
今回は、幸せになるために心得ておきたい3つのことを紹介しますので、生きるヒントとして下さい。
1.諦める
「諦めない」といった情熱を感じる言葉が、時として自分の人生を不幸なものにしてしまいます。
「もっと高みへ行きたい」
「やれるはずだ」
それは、美しくもありながら、長期的に見れば危険な執着というものです。
ダメなものはダメで、無理なものは無理。

出来ないことは出来ないし、上手くいかないものは上手くいかないのです。
苦しみは、綺麗さっぱりと諦めて方向転換できない自分が生み出しています。
一歩間違えれば、大きなトラブルにつながるのが執着心ですので、諦めることを癖付けておきましょう。
ダメならやめる。
無理なら違うことをする。
それだけで、心は苦しまずに済むはずです。
2.頑張らない
何かのために頑張ることは、間違いなく素晴らしいことです。
しかし、それは無意識にやっていることを周囲が「頑張っている」と評価しているだけ。
「頑張ること」そのものが素晴らしいこと、すごいことだと思うと、人生は辛いものになります。
頑張ったら評価されるという間違った価値観が、頑張るの競争を生み出し、互いに窮屈な人生を創り出します。

やろうと思った時に、やる気を出してしっかりとやればいいだけ。
それを人はただ「頑張った」と言っているだけです。
わざわざやらなくてもいいことをやって、頑張ったんだからと思い込むことは、単なる独りよがりです。
「迷惑をかけないように」と頑張り続けていくと、最終的には周囲に迷惑がかかってしまうことにつながります。
頑張らなくてもいいのです。
幸せに生きるためには、やれることだけをやって、出来たところだけを誇ればそれでいいのです。
3.すぐに行動する
苦労の先に幸せがあるなんて思っていると、そのうち人生が終わってしまいます。
幸せを先延ばしにすることは、いつまでも幸せにはなれない人生を創ってしまうだけです。
目の前にあることを楽しみ、好きなことをやって、全てに幸せを感じながら生きれば、何をやってもどこへ行っても幸せです。
本当は、不幸と幸福の形があるのではなく、何がどうなろうと幸せであることに気付けるかどうかです。
そのためには、とにかく思いついたらすぐに行動すること。

好きなことをやって、行きたいところへ行って、やりたいことをやる。
たったこれだけで、人生は見違えるほどに幸せなものになります。
我慢や忍耐は、ただ物質的、金銭的に豊かになるために、言い伝えられる偽物の幸福論です。
大切なことは、自分の心がいつも満たされていること。
それだけを積み重ねていけば、人生が終わる最後の瞬間まで、幸せでいられるはずです。
幸せは目の前にある
何がどうなったら幸せなのか?
そのこといつも自問自答してみて下さい。
仮にそれが達成されたとしたら、その後の人生はずっと幸せなものになるでしょうか?
今ある幸せを感じられない人は、何かを得たとしても、また次の何かを追いかけ始めます。
ないものばかりと見ていると、永遠に満たされることはなく、ずっと不足を感じて生きて行くことになります。

幸せは既にあるのです。
どんな小さなものでも、日常生活の中にある幸せを見つけ出して下さい。
それが、本当の幸せな生き方というものなのです。
一見当たり前のように見えるものが、とても大切な幸せのかけらです。
今この瞬間から、あるものをしっかりと見て、幸せに生きていきましょう。