
人生を豊かなものにするために、何が最も大切な教えとなるのか。
それは、「因果応報」という言葉です。
このことさえ知っておいて、現実がそうであると気づいてしまえば、生きることはとても簡単になります。
気づきを得ることは、「悟り」や「覚醒」「アセンション」などと表現されます。
身を持って体験すれば、必ずわかることです。
因果応報は、宇宙の絶対的法則ですので、誰も逃れることはできないのです。
出したものが返ってくる
因果応報の意味は、調べればいくらでも出てきます。
人が生きて行く上で、昔から言われている教えですので、どの世界でも一度は目にする言葉です。
因果応報は、単純に出したものが返ってくるという法則。
リアルタイムでは、基本的に等価交換となっているので、当たり前のようなものです。
しかし、無意識のうちにやっていることは、出したままになってしまうので、時間差で返ってくることがあります。
この時には、他人の念を積み重ねて、巡り巡って返ってくるので、雪だるまのように大きくなって返ってきます。
そのことは、よく理解しながら生きたほうが、大きな災いを防ぐことができ、幸せで豊かな人生も作り上げることができます。
出したものが返ってくる。
そのままにしておくと、時間差で何倍、何十倍、何百倍にもなって返ってきますので、そのことをよく肝に銘じて、今を大切にして生きて行きましょう。
言霊には人の念が宿っている
したことが返ってくるという教えで、最もわかりやすい例として、悪口や陰口というものがあります。
これは、他人のことを悪く言えば、自分も同じように言われるということ。
それは別に構わないという人には、この法則は働きませんので、悪口という認識さえなければ、何も起こることがありません。
これは、言霊には人の念が宿るということが第一前提にあるからです。
別に陰口や悪口のつもりで言っていなければ、他人が「悪口・陰口」と認定しても、本人のところへは陰口、悪口は返りません。
言っている本人が、それを悪いとは思っていないので、言われても平気だということです。
良い言葉にもこれが当てはまり、自分がいいように思われたくて、良い言葉を出したとしても、そういった人には同じ言葉が返ってきても、「嫌味」として返るだけです。
因果応報の仕組みは、自分の心の中にあり、言霊にどんな念を乗せて吐き出しているかによって決まるということです。
あくまで、言霊は念の入れ物でしかありませんので、同じ言葉でも念が違えばその念を集めて返ります。
言葉そのもには意味はなく、言霊にどんな念を込めるのか。
心の中で何を思っているのかが、そっくりそのまま発した人へと返るということです。
他人の批判をするほど恥を晒す
他人の悪口や批判は、言えば言うほどに自分の元へと返ります。
受け取る側が、「そうですね」と言えば、その場で返ります。
それだけでなく、他人のことを非難したり、悪く言ったりすることは、自分の価値観をそのまま晒していることになります。
人は、他人を通して自分を見ているだけ。
誰もそうは感じていないし、そんなことは思ってもいない。
そのように見えて、そのように感じているということを、誰に言われるでもなく吐き出し続けているので、恥を晒し続けているだけになってしまうのです。
他人を裁き、責め、咎めていれば、最終的に追い詰められるのは自分で、合わせる顔がないという状態になってしまいます。
批判は、自らの恥を晒すだけでしかないので、心の中にそっとしまっておいて、吐き出さずに打ち消しましょう。
やることは決まってくる
因果応報の法則を知り、理解することで、これから何をやっていくかは決まっていきます。
出したものが返ってくるだけなので、簡単なことです。
しかし、これまでに大きなカルマを積み上げて、借金している状態の場合は、すぐには取り戻すことはできません。
それでも、自暴自棄にはならずに、どんな小さなことでもやっていくしかありません。
因果応報は宇宙の絶対法則ですので、誰も逃れることはできないのです。
また、身近な人や家族、同じコミュニティの中にまで同じ波及が起こるので、思っている以上に気を付けなければいけない法則です。
大切なものを守るため、自分の人生を生きるため、まわりの人たちとともに幸せになるために、積み重ねていくしかないのです。
他人は関係ありません。
全ては自分の行い次第。
やれることは全てやって、天運を信じましょう。