
失うのが怖くて、捨てられずにいると、荷物は増えていって、生きるのが苦しくなります。
上手くいかなくなっていくのは、欲張っているから。
終わったことは忘れ、出来ないことは諦めていくことで、人生はスムーズに進めます。
断捨離は、心も体も身軽になって、自由に生きるための習慣です。
もし、何かに悩んでいるのなら、断捨離の時かもしれません。
それはそういうこと
こだわって、執着しているのは、すでに出ている答えを受け入れず、諦めないからです。
上手くいかないことは、上手くいきません。
流れるように進めないのは、邪魔になるもの、足かせになるものがあるからです。
今はそれはできない、するべき時ではないのです。
「どうして?」
「そんなはずはない」
それは、ただの自分の理想や期待が生み出した願望が叶わなかった我欲です。
その結果は、そういうことであって、それ以上でもそれ以下でもないのです。
方向を変えていけ
上手くいかない、壁に当たる時は、すぐに向きを変えればいいだけです。
「乗り越えてこそ」なんて昔の熱血を信じていると、いつまでも同じところで足踏みすることになります。
すぐ脇に道はあるのですから、そこを通ればいいだけのお話です。
ダメなら違うことをやればいいだけ。
そこにこだわらずに、出来ることをどんどんやっていけばいいだけです。
方向を変えることは、芯がないように見えるかもしれませんが、そのほうが物事は上手くいくものなのです。
今それが上手くいかないのなら、それは放っておいて、別のことをやる。
そうすれば、時間が経過したころに勝手に解決されていたりします。
どうにかしようとするから苦しくなるだけで、執着せずにどんどん目標を変えて、変化しながら進めばいいのです。
手放せば与えられる
やっていることが行き詰ってしまったのなら、それはすぐにやめること。
そうすれば、再び次のものが与えられます。
世の中はそういう風に出来ているのです。
自分から何かを掴みに行ったり、追いかけたりはしなくても、与えられるようにできているのです。
そしてまた、やるだけやってみて、限界を感じたらやめる。
これの繰り返しです。
ひとつのことを貫くことは素晴らしいことですが、命を削るほど無理をして頑張り続ける必要はないのです。
必ず与えられますので、どうしてもそれじゃないといけないというこだわりを捨て、次へと進みましょう。
気分だけで生きていけばいい
何でもやってはやめてを繰り返し、それを人は「飽きっぽい」「何をやってもダメ」というかもしれません。
しかし、飽きっぽいくらいのほうが、物事は上手く進めるものなのです。
それだけの世界、そこだけを見ていれば進んでいないように見えるかもしれませんが、自分の人生という枠組みで見れば、しっかりと進み続けています。
その時に行きたい気分、やりたい気分、食べたい気分。
そういった気分だけで全て決めながら行動しても大丈夫です。
「気分屋に付き合わされて疲れる」ということを言う人もいますが、付き合っているのはその人の勝手であって、自分には関係ありません。
その人も、それを気分で決めていますので、それでいいのです。
人間とはそんなものですので、例え行動に一貫性がなくても、「気分で行動する」という一貫性だけあれば、それでいいのです。
気分で行動するということは、自分の気持ちをしっかりと理解して、許可を出していることになるので、生きるのは楽しいはずです。
断捨離しながら生きよう
断捨離は、断つ、捨てる、離れる。
これを、あらゆる場面で思い出しましょう。
ダメならやめる。
いらないなら捨てる。
嫌なら離れる。
こういった単純なことが、わからなくなってしまうから、物事が複雑になっていくのです。
難しくしてしまうのは、いつでも社会の常識やルールです。
しかし、それらは全て力があるものが支配するため、上手くコントロールするために存在するもので、自分にとっては絶対的なものではありません。
断捨離を思い出して、全て自分の心で決めていきること。
これが、あらゆる苦しみから自分を解放してくれます。
苦しいことに耐えてまで、やらなくてもいいのです。
上手くいかないことに何度も立ち向かわなくていいのです。
頑張って成し遂げようとしなくてもいいのです。
心のまま、ありのままに生きて、自分が苦しくなるようなことは断ち切っていけばいいのです。