
何をやっても上手くいかない。
ずっと自分は不幸なままだ。
そう思ってしまう時もありますが、いくらでも人生は変えられます。
シンプルになり、単純な生き方を選ぶだけで、世界は見違えるものを見せてくれます。
全てが上手くいく生き方は、とても簡単なものなのです。
どうにかしようとしない
不幸を抜け出したい。
何とかしなければ。
まずはそれをやめることです。
自分次第で人生は変わるものであっても、自分でどうにかすればいいということではありません。
ほとんどのことはどうにもできないことばかりで、力で逆らっていこうとすればするほど、人は不幸になるものなのです。
自分で力をつけて、生きていくのが人生だと思っているうちは、不幸から抜け出せないでしょう。
幼少期の教育や、社会の指導が人を惑わせ、生きる力をつけるべきだと洗脳してきます。
しかし、その道を行けば行くほど狭く険しい道を行くことになり、不幸な人生を生きることになるのです。
どうにかしようと考えるのは、ただの傲りです。
無知で無力であることを認めてから、本当の人生は始まります。
目標や計画はなくていい
上手くいく方法を考え、そのための目標や計画を立てたりもするでしょう。
しかし、その形にばかりこだわってしまうと、本当の人生は生きられなくなります。
「そうでなければいけない」
「こうあるべきだ」
それは、親や先生、社会が植え付けたものであっても、最終的には自分で自分に言い聞かせている言葉です。
自分を縛っているのは、自分なのです。
目標なんてあってもなくてもいい。
計画を立てて上手くいかなくてもどうでもいい。
変わってもいいし変わらなくてもいい。
先に決めてしまうことは、全て漠然としたものだけで十分で、その通りになってもならなくてもいいのが事実です。
自分の理想通りになることだけが正しいことだと思い込むと、それは全て自分の思い通りにコントロールする、支配することができないと落胆するという意味です。
どれだけ緻密な計画を立てても、明確な目標を作っても、上手くいかない時には上手くいきません。
逆に、そんなものは決めていなくても、上手くいく時は上手くいくものです。
大切なのは全ての流れ
人生が上手くいくかどうかを決めているのは、全体の流れです。
何をやっても上手くいかないのは、流れをいつもどこかで滞らせてしまったり、自分の思い通りに変えようとするからです。
どこをどう進んだとしても、全ては流れで決まっていることなので、逆らわずに力を入れない、手を加えないことです。
上手くいく時には上手くいく。
上手くいかない時には上手くいかない。
それでも、その上手くいかなかった出来事すらも、上手くいっている大きな流れの途中です。
山から流れる川をイメージして下さい。
高い所から低いところへと流れ、山にぶつかりいくつかに分かれ、小さな谷へと流れていく。
その先で、再び同じ谷へと流れ込んでひとつの川として戻ることもあれば、全く違った方向へと枝分かれしていくこともある。
それでも、最終的には大きな海へと流れ出るのです。
つまり、何がどうであろうと、それはただの途中経過でしかなく、行き着く先は同じところなのです。
だからこそ、もう流れを変えようとしたり、逆らったり、進もうとしなくていいのです。
力を抜いて、ただ流されていけば、勝手にどこかへ流れついていくのです。