「〇〇が○○だからできない」
それは確かに間違ったことではありません。
ただ、そういった思いがあるということは、心の奥底に別の問題が隠されています。
それを認めるだけで、悩みは解決して楽になれるでしょう。
抗わずに認めていき、諦めることによって、楽な生き方ができるようになります。
理由は何であれ言い訳
アドラーは、「トラウマは存在しない」と言っています。
これは、自分にとってはとても厳しく突きつけられてしまう言葉です。
しかし、実際に認めざるを得ないところがある場合や、そのせいではないと思わないと前へ進めないこともあります。
それをしない言い訳を、過去から引きずり出してくるといのが、人間の本質だということ。
それが合っているのか間違っているのかは別として、そのように考えたほうが、より前向きで、良い方向へと進める意識を持つことが出来るものなのです。
自分を認める
上手くいかず、苦しくなり、八方塞がりの状態になってしまう。
それは、自分のことを認めることができていないからです。
「〇〇だからできない」
そうかもしれませんが、それはそうしようとは思っていないということです。
それが事実なのですから、それを認めてしまったほうが楽に生きられるのです。
「そんなことはない」
そう思っている以上は、全て人のせいにしている状態となり、いつまでも新たな行動へと進むことができません。
できないのではなく、本当はしたくないのです。
それならそれで、「今はしたくない」と自分で決めてしまうことで、楽になれるはずです。
邪魔しているのは小さなプライド
悩んだり苦しんだりするのは、自分の中の小さなプライドを守ろうとしているからです。
「そんなことはない」
「やろうと思っている」
そうかもしれませんが、出来ないことをやろうと思うから辛くなってしまうのです。
「できる」
「そのうちやる」
そういったことは言わない、考えないほうが、自分の心と体を一致させることができ、楽になっていくものです。
背伸びをして、できない、やりたくないことを頑張ってやろうとするから苦しくなっていくのです。
できないならできないでいい。
やりたくないのならやらなくてもいい。
見栄を張って、出来もしないことを無理にやらなくてもいいのです。
苦手克服なんてしなくてもいい
苦しく、辛くなってしまうのは、過去の経験からトラウマを引きずり出して、言い訳をつけたしているからです。
そういった経験は関係なく、「それは好きではない」「苦手だからやりたくない」そう認めてしまえばいいだけです。
また、それを無理に克服しようとすればするほど、傷口は広がってしまいますので、そんなことはしなくてもいいのです。
やりたくもないことはやらず、得意なことを好きなことをやっていればそれでいいのです。
他人の言うことは聞き流す
出来ないことがあって苦しんでしまうのは、それをどうにかしなければいけないという社会の風潮や、力を持った人の圧力があるからでしょう。
しかし、そういったものに流される必要もなく、言われても従う必要はありません。
何かを言われたとしても、全て自分で決めて自分で行動すればいいだけのこと。
「そうですね」
「わかりました」
という返事だけをしておいて、実際にはそうしなくても大丈夫です。
何度言われても、いくら強要されても、苦手なことは避けていけば、そのうち言われなくなっていきますし、自分の心も守ることができます。
何もかも真面目に従うのではなく、自分にとって興味のないこと、どうでもいいことは聞き流してしまいましょう。