勝ち負けにこだわったり、何かを獲得しようと思っているのなら、それは長くは続かないかもしれません。
高い山に登り詰めても、その先には再び大きな山が立ちはだかります。
勝ちへの執着は、すでに負けていることを意味します。
本当の勝者は、その世界からすでに姿を消していますし、飛び込みもしません。
もしくは、生涯その世界の存在にすら気づかずに過ごすのかもしれません。
戦いの世界に生きることは、とても苦しくて辛いもの。
飲み込まれそうになったとき、いかにその世界から抜け出せるのかが、自分の人生を生きる鍵となるのです。
諦めたほうがいい
最初から諦めていたら何も始まらない。
確かにそうかもしれませんが、結論がわかっているものには、誰も意欲はわかないものです。
いっそのこと、全て諦めて生きたほうが、幸せな生き方だと言えます。
理想や期待は、裏を返せば自分への傲りです。
諦めることは、怠けることではなく、現実と向き合うことにつながります。
目標を持って、何かを目指すことだけが、素晴らしい人生ではありません。
本当に幸せな生き方は、好きなことをやって生きることだけなのです。
たまたまそうなっているだけ
何かに勝利し、頂点に立っている人は、何もそうなりたくてやってきたわけではないはずです。
ただ、好きなことをやって、楽しみながら取り組んでいたら、たまたまそうなっていった。
それだけのことなのです。
真似をしたり、勝とうとしたり、目指したりすると、いずれそれは自分の人生ではないことに気づきます。
好きなことをやればいいだけ。
やりたくないことはやめればいいだけ。
あとは、勝手になるようになっていきます。
全ては自然な流れで起こっていることであって、あとは運によって決まるものなのです。
人間とはそんなもの
勝ちたいと思って必死にやっている人は、何か認められなかった過去があったkらではないでしょうか。
本当の勝者は、競争から抜け出してただ楽しんでいる人たちです。
そのほうが楽だし、幸せに暮らすことができます。
それが、人として当たり前の動きであって、人間とはそんなものです。
面倒なことを我慢してやっていても、いずれはやめてしまいます。
やりたいことは、どれだけ止められてもやめることができません。
疲れることはやりたくもないし、楽しいことだけをやっていたい。
そんな当たり前のことを忘れ、いつの間にか競い合ったり、勝ち負けにこだわってしまいます。
ですが、それもまた人間です。
それに飽きてしまって、やめてしまった人たちが、本当の勝者なのかもしれません。