
何かを成し遂げるためには、エネルギーを分散させるのではなく、今とここに集中し、エネルギーを一点に集中させる必要があります。
より高いパフォーマンスを発揮するためには、それなりのエネルギーが必要になってくるのです。
だからこそ、日々の生活で何をすればいいのかを考えなければいけません。
やるべきことは出来るだけ少なくし、疲れない生き方をすることが、力を発揮させる生き方なのです。
生活があらゆることの基盤
高いパフォーマンスを発揮しなければいけないのは、いつでも外の世界です。
そのためには、緩めるところ、充電すべきところが必要になってきます。
それは、やはり日々の生活の中と言えます。
自らやることを増やしてはいませんか?
充電しているつもりでも、それがエネルギーをすり減らしていることだと気づかずに、疲れることをやっていませんか?
止めることができるのは、自分だけ。
甘えるところは甘えて、緩めるところは緩めることによって、出すべきところで力が発揮できるのです。
気合や根性には限界がある
力を発揮することは、何がなんでもと踏ん張って、力を絞り出すことではありません。
それをやっていると、いつかどこかで力尽きてしまいます。
これが、「燃え尽き症候群」と呼ばれるもの。
それもダメなことではありませんが、一度大きな挫折を味わってしまうと、再び立ち上がるのにとても長い時間がかかってしまいます。
気合や忍耐、根性といった精神論は、ただ命を削って力を出しているだけですので、そのしわ寄せは必ずどこかへ向かってしまうのです。
どれだけ外の世界で頑張っていようと、限界まで疲れ切ってしまえば、家族にも負担がかかります。
必要以上に頑張らないことが、ここぞという時に大きな力を発揮できるものなのです。
できるだけ消耗しない習慣を作る
日々の生活の中で、ストレス発散だと思ってやっていることは、逆効果だったりします。
楽しいと思うことであっても、実は疲れているものなのです。
大事なところで大きな力を発揮するために、できるだけ無駄なことに消耗しないように生活することを心がけてみましょう。
やらなくてもいいことはやらない。
明日でもいいことは明日にする。
今しかできないことはやっておく。
これらは全て、自分が消耗しないための行動です。
いつも頑張っているようでは、心が休まることはありませんし、一緒に生活している人も、息苦しくなっていきます。
それが、接する者同士で互いに消耗し合う関係になってしまい、共倒れとなってしまいます。
そうならないためにも、面倒なことはしない、ある程度のことは許してしまう気持ちで、楽に生活するべきなのです。
好きなことをしよう
本当に「ここだ!」という時には、誰でも力を発揮するものです。
それがいつもあるべきだというのはおかしな話であって、普段は好きなことをして力を溜めておけばいいのです。
頑張ること、努力すること、我慢や忍耐が好きな人ほど、いざという時に力が出なくなるものです。
完全に疲れ切ってしまわないために、好きなことをして過ごしましょう。
力を発揮するために、大切なことはたったひとつだけ。
自分の心をいつも満たしておけばいいだけのことです。