
「甘やかすんじゃない」なんてことを必死に唱えている精神論に頼って強者がいます。
そう思うかもしれませんが、それを言っている以上は、生き方は辛いものになるでしょう。
人が幸せに生きるには、甘やかして育てていくべきです。
社会にまみれ、競争に飲み込まれて、大切なことを見失わないようにして下さい。
人の生きる世界は、もっと単純なものです。
強要するから生き辛くなる
誰かにそう教えられ、それが当たり前だと思っているかもしれません。
それが苦しくないと言うのであれば、やり続けてみるといいでしょう。
他人へ強要していることは、いずれ自分へと返ってきます。
それがやがて、自分の生き辛さとなっていくのです。
それでもいいと言うのなら、唱え続け、強要し続けるといいでしょう。
そういった世界で戦いながら生きていきたいのなら、その道を進みましょう。
ただ、言っている以上は、それなりの覚悟が必要になってくることも、忘れないようにしましょう。
甘やかしてあげれば育つ
「甘やかしてはいけない」と言って、何もかも厳しくしつけをしていくことによって、甘えた人格が育っていきます。
こうなってほしいからと思ってやっていることとは、必ず逆の結果になるように出来ています。
甘やかしてあげれば、しっかりと自分で考え、「いつまでも甘えるわけにはいかない」という自覚が育ちます。
何かを教えるとか、指導するなどと言っていますが、それはただ自分が支配したい気持ちの後ろ盾を作っているだけ。
人を育てるのにやることなどほとんどなく、愛を与えればそれだけで十分なのです。
心に潤いを与えていれば、あとは勝手に育っていくのです。
「育てる」「教える」などというのは、傲慢な考えであって、ただ与えればいいだけなのです。
互いに認め合うだけでいい
何かを変えようとか、何かをしようとすることそのものが、傲りです。
ただ、好きなことをやりながら、認め合っていけば、それで何も問題はありません。
それを咎めたり、責めたりするのは、出来ないことへの僻みでしかありません。
全ては自然な流れによって、なるようになっていくだけ。
認め合えば、互いに大きく成長し、どこかへたどり着くことができます。
抑えつけてしまえば、潰れてはみ出して逃げ出してしまいます。
ありのままそのまま。
そこにあるだけで素晴らしい存在だと認め、しっかりと甘えを与え、愛情を注いでいけばいいのです。
好きなように生きればいい
人生では、したことが返ってくるもので、与えたものが与えられます。
ただ、好きなことをして生きて行くためには、好きなことをさせてあげればいい。
自由に生きることができる人は、他人の自由な生き方を尊重している人だけです。
やってはいけない、しなければいけない。
それほど苦しい生き方はありません。
誰もがみな、好きなように生きていればそれでいいのです。
他人のことを僻み、とやかく言っていると、必ず自分の人生は苦しいものになっていきます。
好きなことを好きなだけやればいい。
だからこそ、好きなことを好きなだけさせてあげればいいのです。
それだけで、愛のある人へと育ち、差別や偏見のない、優しい心が育っていくものなのです。