
人生の起こることは全て、偶然の産物です。
社会が生まれ、いつしか何かを目指すことや、どこかへ向かって行くことが美徳とされていきました。
しかし、いくら頑張ってもあなたの願う世界は手に入れられないはず。
それは、自ら何かを起こそうして、変えようとしているからです。
目標を持って生きることが、流れに逆らう生き方でしかないのです。
たまたまそうなっているだけ
意識してやっている行動は、いずれ無理がきてしまい、長続きはしなくなります。
頑張ることは、意識しておこなうことであって、継続するほど苦しくなるものです。
本当は全て、たまたまそうなっているだけ。
そのことに気づかなければ、生き方は苦しくなっていきます。
たまたまそこに生まれ、たまたまその学校へ行って、たまたま仲良くなって、たまたまそこへ就職して、たまたまそうなっていくだけです。

「何かをやることが素晴らしいこと」という間違った概念が、社会全体を締め付けているのです。
それは、裏を返せば何もせずに平凡に生きている人はダメな人、という意味になってしまいます。
そのため、「私も何かやらなければ」となってしまい、誰もが疲れてしまう世界となっていくのです。
そんなことはしなくても、ただたまたまそうなっているだけということに気づけば、やらなくてもいいことやっていることにも気づくでしょう。
全てを運に任せる
流れるように生きることは、全てを運に任せて生きることです。
ただ、目の前のことを淡々とこなして、あとはただ生きていればいい。
本当はそれだけのことなのです。
何かをしなければいけない、目標を持って生きなければいけない。
そういった価値観が、心の中に焦燥感を生み、ありもしない恐怖感ともなっていくのです。

まだ何も問題は起こってはいないのだから、そんなことはしなくてもいいのです。
そうなった時にそうすればいいし、なるようになっていくだけ。
それだけのことなのです。
流れに逆らえば逆らうほど苦しくなり、人生は楽しくないものになっていくでしょう。
全ては与えられる
何もしていなくても、全て与えられます。
こうしている今でも、既に与えられ続けています。
それは、今までもそうですしこれからもそうです。
先に多くを得て準備をしたり、今以上を欲しがるから何もかも失ってしまうのです。

本当は、全て出揃っていて、何の問題もないのです。
必要なものは必要なタイミングで必要な分だけ入ってきます。
この世界は、そういうふうに出来ています。
先に沢山のものを持っているから、与えられなくなっていきます。
肩の力を抜いて、流れに乗って生きて行けば、全ては与えられます。
何も考えなくていい
顕在意識による行動は、手に入れては失うの繰り返しです。
全てが与えられ、流れに身を任せる生き方は、無意識によるものだけです。
それが、潜在意識によって働く無限の力です。
何も考えなくても、そうなるように最初から決まっているということです。
「こうしよう」とか「こうしたくない」というのは、全てただの我欲でありエゴなのです。

本当の願いは、行動は諦めて、心の中で「こうなればいいな」と思っていればそれでいいのです。
あとはただ流れるように生きて、待つだけです。
何も考えなくてもいいのです。
ただ、目の前のことを淡々とこなし、待っていれば全ての願いは叶えられます。
そういうふうにできているのです。
何もしないでいい
生きるということは、何かをすることだと思ってしまいがちですが、本当は何も考えなくていいし、何もしなくてもいいのです。
どこも目指す必要はありませんし、何かの目標を持つ必要もありません。
生きてきた軌跡が、ただ人生となっていくだけ。

全てたまたまそうなっているだけなのです。
毎日を一生懸命生きていたら、こうなった。
それが人生というものなのです。
楽に幸せになりたいのなら、何も考えない、何もしないことです。
ただ、目の前の景色を楽しみながら、適当に生きていればそれでいいのです。
諦めたところから人生が始まる
全てを諦めてしまって、頑張ることをやめた時に自分の人生の扉が開かれます。
それはそういうことであって、それ以上でもそれ以下でもない。
悩んでいることや考えていることは、全てただの妄想でしかありません。

違う何かになる必要はなく、どこかを目指す必要もない。
やりたくないことはやめて、やりたいことをやればいい。
嫌なことはやめて、好きなことをすればいい。
目指していた苦しい道のりは、諦めてしまえばいいのです。
競争や戦いの螺旋からおりて、平坦な道を楽しく歩けばそれでいいのです。
そうやって楽しみながら生きていれば、あなたが本当になりたかった自分に、本物の姿でなることができるのです。