自分が何をするのか、どのように在るのかによって、取り囲む世界の動きは変わります。
環境や他人の影響で、現状があるのではありません。
全ては、自分自身がどういった生き方をしているのかだけです。
理想や期待、目標などは捨て去り、常にゼロであることを意識しましょう。
今、何をやっても上手くいかずに、悩んでいるのだとしたら、立ち止まる時なのかもしれません。
何をやっても同じこと
どれだけ頑張ってみても、上手くいかない時には上手くいきません。
張り合って、立ち向かってみるのもいいでしょう。
力尽きるまで、精いっぱいやってみて下さい。
上手くいかずに、何度もはじき返され、引き戻されるはずです。
それが答えなのです。
誰もが同じ試練をクリアしなければならず、何をどうやっても、それをしなければ進めなくなっています。
逃げたいのであれば逃げればいいでしょう。
その中でも、ひとつでもクリアしていかなければ、やることはどんどん山積みとなっていきます。
上手くいかない時には、今はそれをやるべきではないということなのです。
頑張っても意味がない
この世界は、全てが等価交換になっていて、いくら頑張っても同じことです。
追いかけるほど逃げられるもので、追うから何かに追われます。
手を伸ばして欲しがり、獲得しようとするから、盗まれて失ってしまうのです。
いくら先取りをしようとしても、必ずそれは出て行きます。
人の力、エネルギーは決まっていて、欲張って得てもそれに見合ったものが出て行くだけ。
頑張ってやったとしても、その分の力を回復するために休まなければいけないので、同じことなのです。
毎日リセットする
一か月、一週間、一日くらいの単位で、リセットをかけることを意識していないと、いつも時間がつながっているような感覚になり、それがやがて自分を苦しめていきます。
今日と昨日は違う日であって、出会う人たちもまた生まれ変わっています。
毎日が違う一日であって、あるのは今という瞬間だけです。
今日を全力以上で頑張ってしまうと、明日は頑張る力がなくなってしまいます。
自分に鞭を打って、一年、三年と頑張り続けると、同じくらいの期間は引きこもりになるかもしれません。
人間は、自然の中で生きている以上は、均衡を保とうとして、振り子のように動きながら、真ん中に戻ろうとします。
そのふり幅が大きくなってしまうと、糸が切れてしまったりするのです。
そうならないためにも、リセットは毎日かけるべきです。
できることなら、毎秒でもいいのかもしれません。
今とここだけに集中する
終わったことはすぐに忘れ、先のことなど考えなくてもいい。
今、目の前で起こっていることだけに集中し、そこで最善の手を尽くしましょう。
思考をシンプルに、単純にして、今に関係のないことは考えないこと。
どうだったか、どうなるのかをいくら考えても意味がありません。
どうするのか、どうあるべきかだけを考え、すぐに行動にうつしましょう。
ただ、それを繰り返しているだけで、素晴らしい世界へと導かれます。
常にフラットで、ニュートラルな位置を忘れないこと。
どちらかに傾いたり、波風を立たせると、それは必ず自分へと跳ね返ってきます。
今という点を見つめ、どうでもいいことにはこだわらず、目の前のことをやりながら、楽しく生きていきましょう。