愚痴や不平不満の多い人の特徴と上手な付き合い方

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どこへ行っても、愚痴や不平不満を言っている人たちはいます。

そういった人たちの心理と特徴を知って、上手に付き合うことができれば、人間関係は良好に保てます。

色眼鏡をかけずに、人を人として見ることによって、スムーズに接することは可能です。

愚痴や不平不満をぶつけられても、自分の在り方、接し方次第で、全てが上手くいくようになります。

最初から嫌な人だと決めつけないで、上手く立ち回りながら、良好な関係を築いていきましょう。

愚痴や不平不満の多い人の特徴

愚痴が多く、不平不満ばかりを言っている人は、心理的なことが作用して、ある傾向と特徴があります。

全てが当てはまるわけではありませんが、しっかりと相手をよく見て、心の動きを読み取りましょう。

辛いことがある

愚痴や不平不満が多い人を、単純に「性格が悪い」とジャッジしてしまうのは、偏見かもしれません。

何か人に言えない辛いことがあり、そうなってしまっていることがほとんどです。

小さなストレスが積み重なっていたり、何かの感情に蓋をしてずっと我慢をしているのかもしれません。

悪口を言い続けてしまう人は、本当のことが言えないために、代替えとして他人を攻撃していたりするものなのです。

素直じゃない

誰かに裏切られた経験や、とても言えない辛い体験によって、素直に自分の言葉で感情を表現することができなくなっています。

辛いことを辛いとは言えず、やりたくないことでも断らずに受け入れてしまう。

我慢することが当たり前になっていて、素直になれずにいます。

人を信じることが出来ないために、言ったら嫌われるのではないかと思い込み、辛さや苦しみを愚痴として吐き出してしまうのです。

言いたいだけ

愚痴や不平不満、悪口などは、ただのストレス発散でしかありません。

心の中に、人を信じられずに素直になれない闇があっても、そのことに本人は気づいていませんので、どうしようもなくなったストレスを言葉として発しているのです。

他人を傷つけるつもりはなく、どうしてもそうなってしまうという傾向にあります。

結論的には、ただ言いたいだけであって、言って終わるということもあります。

心と行動が不一致

ストレスを溜め込みやすく、その原因となっているのは、自分の心と体を一致させることがいつも出来ていないから。

思いついたことを思いついた時にすぐに行動に移せる人ほど、愚痴は少ないもの。

愚痴や不平不満を言い続けてしまうのは、やりたいと思った時にすぐに行動せず、やりたくないことを我慢してやっています。

心と体の不一致は、長年続けていると、悪口の多い日々が加速していき、そういった人格が形成されてしまうのです。

自分が見えていない

愚痴は、聞いている側ではよくわかるもので、決まって言っていることとやっていることが矛盾しています。

単純に、自分の普段の判断と行動が全く見えていないのです。

言っているわりには何もしていないことがほとんどで、その矛盾した行動に本人が気づいていないのです。

他人ばかりに目を向けていて、自分が一番大変だと思い込み、客観的に見れば全て独り芝居に見えるくらいです。

冷静になる時間が少なく、自分がどのような振る舞いをしているのかが、全く見えていないのです。

愚痴や不平不満の多い人との上手な付き合い方

愚痴が多く、不平不満ばかりの人は、嫌われやすい傾向にあります。

相手を傷つけることなく、上手に付き合っていく方法は二つ。

受け入れる側の対応がどちらでも、必ず良い方向へと向かいますので、心得ておきましょう。

聞き役に徹する

愚痴ばかりの人に対して、最も効果があり、互いにいい関係でいられるのは、聞き役に徹すること。

その人の辛さを理解してあげて、ただ頷いて聞いてあげるだけで十分です。

「そうだね」

「それは大変だね」

「辛かったね」

冷たいように感じても、それが一番相手の心を解きほぐす手段です。

間違っても、何かを指摘したり、余計なアドバイスをしたりしてはいけません。

ただ、話を聞いてあげるだけです。

聞くのが苦しく感じる場合には、聞き流す程度でもいいでしょう。

話している内容を本気で聞くのではなく、「言わないと辛いんだな」という気持ちだけを感じてあげて、ひたすら聞き役にまわりましょう。

そうすることで、どちらにもいい作用が働いて、関係は良好になっていきます。

話か場所を変える

愚痴を言い始めたら、安易に「また始まった」と怪訝そうな態度を取るのではなくて、即座に話題を変えるなり、場所を移動するなりしてみましょう。

何かを変えることによって、流れが変わり、その場の空気は変化します。

それを繰り返していれば、次第に愚痴を言っていることも馬鹿らしくなり、そういった話題にならなくなったりします。

そんなことよりも、もっと楽しいことをしよう。

そういった空気感を出すことで、いつもネガティブだった人も、元気に明るく過ごす癖がついていったりもします。

「始まった」と思ったら、すぐに切り替えてみましょう。

ストレスの原因を取り除く

愚痴や不平不満が増えるのは、性格や育ちではなく、今置かれている状況の中に、非常に強いストレスを感じているということ。

何かを我慢していて、やりたいことが出来ていない。

内容をあまり本気では聞かずに、何が不満なのかを読み取ってみましょう。

吐き出している言葉をずっと聞いていれば、その中に必ず答えはあります。

それを見つけ出したら、そのストレスを緩和する手段をとりましょう。

愚痴を言っている人に対して、やることはありませんので、その人には何も言う必要はありません。

聞き出すことができれば、別のところでその人を苦しめている原因を取り除く努力をしてみるのです。

もちろん、出来ることには限界がありますが、仮にそれが可能なことであれば、互いに良好な環境を生み出すことができます。

ストレス過多の人を助けよう

愚痴を言ってはいけない。

悪口は不幸になる。

そうはいっても、言わずにはいられない状況がそこらじゅうに溢れかえっているのが、今の社会です。

まずは、自分の心の余裕を創り出すこと。

そして、自分を整えることが出来たら、愚痴を言っている人、悪口が止まらない人を助けていきましょう。

いつも強いストレスがかかり、互いに窮屈な思いをする社会は、終わりにしなければいけません。

性格が悪いとか、育ちが悪いとか偏見はせずに、「辛いんだな」ということを認めてあげて、出来ることをやってあげるのです。

頑張る時代は終わりました。

互いに助け合い、いつも心に余裕を持ち、支え合う社会を作るために、一番近くにいる人を、助けてあげましょう。

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