なんでも真面目に考えて、つい頑張ってしまう。
それが正しいことだと信じることは、素晴らしいことです。
しかし、あまりにその信念に頼り過ぎると、あなたの人生はとても細く折れやすいものになってしまうかもしれません。
なんでも適当に、浅く広くやっている人の方が、案外うまく立ち回っているのが事実です。
行動を断捨離して、やらなくてもいいことはやめてしまいましょう。
真面目に頑張ることは、少し危険な生き方ですので、はりつめているものを緩めてみましょう。
真面目な人ほど孤独になっていく
真面目な人は、誰かに教え込まれたことを絶対的に信じ、「しなければいけない」といつも必死に何かに取り組んでいます。
その姿は、とても素晴らしく映るときもありますが、危険となってしまうのは、それが当たり前だと思って、自分が無意識のうちに積み重ねているストレスに気づいていないことです。

それが正しいと思い込み、同じことに突き進み続けても、心も体もボロボロになって、足元にある小さな花の存在にも気づかずに踏みにじってしまう。
また、そういった価値観が根強く自分の中にあり、それが当たり前だと信じているが故に、他人へも同じことを強要してしまったりもします。
そうやって生きているうちに、人は自然と離れていき、気が付けば一人になってしまってしまうのです。
頑張ってもいいことはない
頑張ることはすごいこと。
確かにその通りですが、それはやるべき時に力を発揮して強く進んでいる姿に対してだけです。
いつも頑張って、120%の力でやるというのは、ここぞという時の力を失うだけです。
いつも疲れ切っていて、力を温存していないのであれば、努力も全くの無意味というもの。

頑張ってもいいことはないのです。
出来ることをやっていき、小さな努力を時間を重ねて積み上げていく。
それがいつか大きな力となって、ベストなタイミングで発揮できるのです。
なんでも全力で頑張るというのは、ただ力を分散しているだけです。
また、全ての力を使い切ってしまうことは、結果的に他人へ迷惑をかけたり、傷つけたりしてしまうだけなので、やるべきではないのです。
適当に気楽に生きて行こう
別にやらなくても支障のないことは、やらなくてもいいのです。
苦労をしろとか、努力をしろとか強要してくる人たちがいますが、それは苦しい生き方を選んだ人たちの意見です。
怠けてはいけない、頑張っていないのはダメと言っているのは、楽をして生きている人たちを僻んでいるだけです。
人生は、もっと楽に生きられる世界です。

自分が頑張るから、他人も頑張らなければいけず、他人が頑張るから、自分も頑張らなくてはいけない。
切磋琢磨することが素晴らしいことではあっても、いつまでもそのせめぎ合いを続けることは、互いに心も体も疲弊していくだけです。
競争から抜け出し、楽しいことだけをやっていけばいいのです。
真面目に本気にならず、最低限のことだけが維持できればそれでいいのです。
もっと適当に気楽に生きて行きましょう。
それをしなくても、何の問題もありませんので、やめてしまいましょう。