愚痴を言ってはいけない。
悪口は不幸になる。
確かにその通りですが、口から出てしまうものは取り返しがつきませんし、止まらない時には仕方のないこと。
愚痴や不平不満は、人生を不幸にしてしまうものかもしれませんが、それは言い続けていたらのお話。
言いたいだけ言うことによって、それが次へのステップとなるのです。
愚痴は言いたいだけ言えばいい
いつも愚痴ばかりで、不平不満が多いと、人に嫌われ、不幸な人生を歩みます。
だからといって、それを真面目に考えすぎて、「言ってはいけない」と自分の感情に蓋をしてしまうと、その矛先が向かうところがなくなり、さらに苦しくなります。

愚痴は言いたいだけ言ってもいいのです。
一度全てを吐き出してしまえば、次からは出なくなります。
嫌われるかもしれませんが、それは受け入れる人の判断であって、心の余裕と受け止める器を持っていれば、嫌われることはありません。
愚痴をこぼしていることを、「辛いんだな」と感じてくれない人は、それまでの人ですので、嫌われても問題はないのです。
愚痴は言っても構いません。
言える人に対して、言いたいだけ言ってしまいましょう。
愚痴が生きるヒントとなる
愚痴や不平不満が出てしまい、止まらなくなってしまうのは、その人の性格が悪いからではありません。
その心の奥底に、とても辛い何かがあるからそうなってしまうのです。
それを察することができるかどうかで、人との関係は変わります。
まず、誰かが愚痴を言ってしまっている場合、そのストレスとなる原因を取り除いてあげましょう。
それが出来ない状態なら、「そうだね」と相槌をうちながら、聞いてあげるだけでもいいでしょう。
出来ることをやってあげることで、いずれその波は治まります。

また、自分に対してはその逆のことがわかります。
愚痴や不平不満ばかりで、感情のコントロールがきかなくなっているときは、普段の生活の中で、何かが大きく心を締め付けているということ。
それが、これからの生きる重要なヒントなのです。
そうなってしまう、それを言ってしまう原因は何なのか?
自分の中でそれはわかっているはずです。
それを今すぐやめなさい
ストレスが限界に達して、愚痴や不平不満が多くなっていくと、キャパオーバーのサインです。
まずは、愚痴を言っている自分に気づくこと。
「最近、愚痴ばかりだな」
そう感じたら、次はなぜそうなるのかを考えてみて下さい。
それは、何かを我慢して、無理をして頑張ってしまっているからです。
あなたの大切な人生、大切な人たちを守るためにも、不幸な道を進んではいけません。

それを今すぐにやめなさいということです。
それはもう誰かに任せて、やらなくてもいいということです。
「でも、やらなければ」
そんなことを言っている場合ではありません。
あなたが我慢をして、耐えている間に、大切なものはどんどん失われていっています。
もう頑張らなくてもいいのです。
愚痴や不平不満は、言うのをやめるのではなくて、その原因となっている「それをやめなさい」ということです。
愚痴は軌道修正のヒント
人は、好きなことをやっている時はいくらでも頑張れるもの。
やりたくないことを続けていると、不平不満は増えていくもの。
愚痴はいくら言っても構いませんし、それはあなたへの生きるヒントです。
「愚痴を言ったな」と気づいたら、すぐにその行動をやめること。

そういったヒントを頼りに、軌道修正していけば、ストレスフリーな世界へと進めます。
やりたくないことはやめればいい。
やりたいことだけをやればいい。
愚痴や不平不満は、不幸にならないために我慢をして言わないようにするのではなく、言わないで済む世界へと進む大切なサインなのです。