
互いに責めて、咎めて生きる世界ほど、窮屈なものはありません。
幸せな世界を創るためには、人を許すことです。
人生が苦しいものだと感じているのなら、それはあなたが一人でやっていることかもしれません。
楽に、幸せに生きるためには、自分の心の中で許すだけです。
何をすればいいのかわからない人のために、心を楽にする方法をいくつか紹介します。
言葉を変えてみる
普段何気なく発している言葉や、心の中で唱える言葉を変えてみて下さい。
苦しい生き方をしている人は、いつも「だからダメなんだ」「もっとがんばらなきゃ」「悪いことをした」「やってやる」といった言葉を多く投げかけているのではないでしょうか。
それは、一時的な感情から生まれたもので、人間である以上は仕方のないことです。
それ自体が、ダメなことではありません。
ただ、そういった生き方は、あなた自身が苦しくなってしまうだけなのです。
心の中での言葉を変えてみましょう。

「だから良い」
「別にいいでしょそれくらい」
「まあなんとかなるでしょ」
「好きにすればいいでしょ」
「仕方ないっしょ」
「まあいいか」
といった言葉を自分の心の中で投げかければ、どんどん心は解きほぐされていくはずです。
いくら頑張っても報われず、人から好かれないのは、頑張っていない人を咎めているからです。
だからこそ、何もしていない自分も許すことができず、もっと頑張らなきゃとさらに苦しい方向へと向かいます。
全て適当に、完璧にはできないのが当たり前と認めて、「まあ別にそれくらいはいいか」「なんとかなるでしょ」と何度も声掛けしていきましょう。
全部諦めていく
やる前から「どうせダメ」なんて考えていてはダメ、なんて考えもあります。
しかし、目標を高く掲げて、いつも理想や期待を抱いていると、それが大きな心のダメージとなるのです。
人は、期待に応えること、期待することをしていると、どちらも苦しくなっていくばかりです。
他人は思い通りに動かないのが当たり前であって、何かを変えようとすることを諦めてしまいましょう。

また、それは他人だけでなく、自分へも同じことが言えます。
我慢をしても、何かの習慣を癖付けようとしても、続かないものは続かないですし、やれるものはやれるもの。
全ての結果は後からついてくるだけですので、無理に自分も他人も変えようとはしないことです。
そういう人だということを認め、諦めてしまえば、人との関係は良好になっていき、あなたも楽に生きられます。
色んな人と接してみる
世の中には、本当に沢山の人たちがいて、様々な生き方があります。
そういった世界の中で、真面目に考え、許すことのできない人は、ただ価値観の幅が狭いだけです。
生きている世界が小さく、それをまだ知らないからダメなように思っているだけ。

そこにはそれなりの楽しさがあり、その人なりの幸せがある。
色々な人と話して、色々な価値観に触れることによって、許せる範囲は大きく広がっていきます。
世界中どこを探しても、誰に会っても、人の基本は同じです。
幸せに生きて行きたい。
ただそれだけであって、やってはいけないことなどほとんどないのです。
許す生き方をするには、もっともっと広い世界で、様々な人たちに触れ合っていきましょう。
楽な選択をする
苦しい生き方をしている人は、やらなくてもいいことをやっていて、やりたいことをやっていません。
それでも、頭の中では、やりたいことをやるために、今やりたくないことも我慢してやっている。
そう思っているかもしれませんが、その生き方には終わりがないことに気づいているかどうかです。

我慢をして頑張って、目標を達成して結果を得る。
それからどうするのですか?
一度きりの人生で、ほとんどの時間を我慢と努力に費やしてしまっています。
それはもうしなくてもいいのです。
自分を許し、他人を許すことは、苦しいことをただやめるだけです。
楽な道はすぐ目の前にあるので、そこへ進みましょう。
自然な流れに身を任せて、楽に生きればいいのです。
やらなくてもいいことを必死にやって、ストレスばかりの人生を送るよりも、やらなくてもいいのならやらずに楽しく生きたほうがいいに決まっています。
「こうあるべき」「こうするべき」「こうしなければいけない」という気持ちを捨ててしまって下さい。
全てを肯定し、全てを許す方法は、やめることです。
怠けてもいいし、サボってもいい。
神様はいつも見ているといっても、少し怠けたくらいでは咎められはしません。
疲れたら休めばいいし、やりたければやればいい。
頑張ってもいいし、頑張らなくてもいい。
遊んでもいいし、真面目に勉強してもいい。
逃げてもいいし、立ち向かってもいい。
浮気してもいいし、不倫してもいい。
お金が好きでも、同性が好きでもいい。
許す方法は簡単なことで、全て「許す」だけです。