
ストレス社会に生きる私たちは、もっと単純にならなければいけません。
意識、習慣をシンプルにすれば、人生そのものもシンプルになり、心は楽になっていきます。
シンプルに生きて行きたいけど、忙しくてできないという方。
ほんの少しだけ思考を柔らかくして、緩めていきましょう。
情報や物がどんどん増えるこの現代。
取捨選択の能力が人生を大きく左右します。
情報量は数年前に比べて数千倍、増加速度は何十倍で、今もなお数字は上昇中だと言われています。
忙しさに苦しみながらも、心まで蝕まれてしまわないように。
シンプルになっていけるライフスタイルが問われる時代になったともいえます。
情報弱者となるか、自分軸で生きれるかは、ここが分岐点。
苦しみやストレスは、人生のベクトルを変えるチャンスです。
シンプルなライフスタイルを確立させたいのであれば、最初にやってみてほしいことがあります。
シンプルな暮らしをするために最初にやるべきこと
シンプルライフを築き上げ、思考もシンプルにしていきたいのであれば、最初の選択もシンプルにすること。
「単純になって下さい」
そう言われても、難しいからここでこうしてヒント探しているのでしょう。
では、具体的には何をすればいいのでしょうか?
最初にやるべきことはひとつです。
辛いと思っている、ストレスを感じているその行動をやめて下さい。
シンプルになるための第一歩は、嫌だと思うことを「やめる」という行動からです。
新たなライフスタイルを創り上げるために、何かをしなければいけないと思っていることが、落とし穴です。
何かを始めてしまえば、またやることがひとつ増えて、複雑になります。
嫌なことはどんどんやめて下さい。
好きなこと以外はやめてしまって大丈夫です。
そういった選択こそが、実にシンプルで単純なもの。
難しく考えてしまって、シンプルにならないと嘆いている時は、本当のその単純なことを見落としています。
ストレスとなる行動は、やらされているわけでもなく、自分でやっていること。
シンプルになりたいのなら最初に「やめる」という選択をしましょう。
シンプルな暮らしから見えてくるもの
シンプルライフのために、やめてみると見えてくるものがあります。
それは、あなたという存在。
正義だと思って主張していたことや、信念だと思って貫いてきたこと。
正しいと思ってやってきたことは、果たして本当に善き行いであったのかどうか。
ストレスを感じる、辛い、苦しいという状況が生まれてしまうのは、どこか一人よがりになっていたのではないでしょうか。
シンプルになれば、自分の中に傲りがあったことや、他者への競争意識と比較があったことに気づくはずです。
誰も行動を強いることはしていないはずで、全て自分でやっていること。
頑張って耐えて、苦しい努力を積みかさねさえすれば、全てが上手くいくと信じていたことでしょう。
それも決して無駄なことではありません。
ただ、ストレスを感じながら、苦しみに耐えながらの行いは、得るものと同時に必ず何かを失っているはずです。
誰かのためだと思ってやっていることも、自分の心が疲弊するようなことは、誰も喜ぶことはないのです。
大切なのは、いつでも自分の心。
好きなことをやって、嫌なことはやらなくてもいいのです。
単純に、シンプルに行動していけば、悩みや問題は解決されていくでしょう。
大切なものを失わないために
自分の中にある信念が絶対であると頑張りすぎると、それはあまりいい結果を生み出しません。
シンプルにならず、複雑になってしまっているのなら、どこかでベクトルがずれてしまっています。
大切なものを失わないために、今は一度歩みを止める時です。
本当にやっていることが正しいことなのか、自分を見つめ直しましょう。
違った視点から何かのヒントを得ることができるかもしれません。
こだわらず、執着せず、できないことはやらなくてもいい。
無理をせず、やりたくなったらまたやればいい。
経験を積むことで、多くのことが出来るようになった気がするかもしれません。
しかし、人はどれだけの経験を積んだとしても、ひと一人ができることには限りがあるのです。
成長とは、多くのことをこなしていけるようになることではなく、やることを減らせる能力が身に付いたかどうかです。
それは、いくつになっても同じ。
頑張ることと無理をすることは違います。
欲張るから自ら首を絞めることになるのです。
もっとシンプルに、単純に考えて。
生活すること、生きることとは一体どんなことなのか?
その中で、気づきを得ることができれば、シンプルなライフは自然と作り上げられていきます。
人生はもっと楽しいものです。
苦労をした先に幸せが待っていると信じても、再び苦労を自分へ強いるようなことを繰り返せば、そんなことをしているうちに人生が終わってしまいます。
正しさを選択するよりも、楽しさを選択しましょう。
心地のいいライフスタイルを創造できるかどうかは、あなた次第です。