苦手克服は、自信を失う危険な考え方です。
短所が気になって自信を失っているあなた。
苦手が克服できずに悩んでいるのなら、一度それを忘れることをおすすめします。
長所や短所という言葉が気になるかもしれませんが、表裏一体という言葉もあるように、対となるものは同じ意味だったりします。
苦手が克服できなくて、自信を失ってしまっているのなら、まずやらなければいけないのは、短所を見るのではなく、自信を取り戻すことからです。
自信を取り戻すことは、楽しかった日々を取り戻すことにつながります。
まずは、苦手克服をやめて、楽しいことを思い浮かべましょう。
短所は見なくていい
人に対する価値観は、自分へも他人へも同じように作用します。
短所が気になり始めると、人と人との社会で誰もいい思いをすることはありません。
自尊心が傷つけられ、自信を失って、自己嫌悪が加速するだけです。
自己嫌悪になってくると、他人を傷つけ始めるので、短所をどうにかしようとするのは非常に危険なことです。
短所は見る必要はありませんので、そのことは忘れてしまいましょう。
長所を伸ばせばいい
やるべきことは、自信を取り戻していくことですので、短所を見ることはやめて、長所を伸ばすことだけに集中しましょう。
また、短所は逆の状況、反対の解釈をするだけで、長所にすることもできます。
誰かの心もとない言葉に傷ついてしまっているかもしれませんが、それは受け取る必要がありません。
他人の解釈は、その人が短所だと判断しただけであって、違った角度から見ればそれは長所でもあり、突出した能力です。
短所は長所だと解釈し、得意なこと好きなことをどんどん伸ばしていきましょう。
苦手克服はしなくていい
短所は見る必要はありませんし、苦手を克服することほど無駄な時間はありません。
また、苦手克服は自ら自信を失ってしまう原因になるので、今すぐその意識を排除しましょう。
この世に完璧な人間はいませんし、生涯をかけても完璧になることはできません。
得意なことだけをやって、好きなことをとことん極めていきましょう。
ないものを見る生き方は、とても苦しく、永久に終わりません。
あるものを大切にし、好きなことをやりましょう。
一度きりの人生なのですから、面白くもないことに時間を費やす必要などないのです。
あなたがもし、短所をどうにかしようと苦しんでいるのであれば、それはもうやめて下さい。
自分で傷口を広げる必要はないのですから、やりたくもないことはやめてしまいましょう。
好きなことだけやればいい
短所が気になって、自信を失ってしまったのは、頑張りすぎ、優しすぎだからです。
短所の指摘をし、苦手克服を強要してくる人は、自尊心を傷つける人です。
そういった人たちの意見を聞いて、それに従っていれば、他人へ同じことをしてしまいます。
苦手の克服は、取り巻く人たちを全て不幸にしてしまう危険な意識です。
嫌なこと、苦手なことは避けるべきで、大切な自分の心が傷つかないように、好きなこと、得意なことだけに取り組むようにしていきましょう。
結果は後から必ずついてくる
苦手を克服したところで、望んだ結果は得られないことがほとんどです。
また、苦行を重ね続けてしまうと、その先への期待が膨らみすぎて、傲り、嫉妬、絶望、恨み、挫折などの念を生み出してしまいます。
ないものを付け足していこうとするのではなく、あるものを磨き、育てていくこと。
結果は必ず後からついてきます。
楽しいこと、好きなことをやっていれば、それは何かの形になっていきますし、気が付けば短所は消えてしまっています。
やりたいことをやって、いいところだけを見て生きて行きましょう。
思考のシフトが人生を180°ひっくり返す
短所を見るのか長所を見るのか。
嫌いなものを見るか好きなものを見るか。
ないものを見るかあるものを見るか。
苦手克服が危険としているのは、その意識をフォーカスする方向性が人生の価値観となってしまうからです。
ないものを見る世界は、自分も他人も互いに傷つけ合って生きる世界です。
あるものを見る世界は、自分も他人も互いに尊重し合って生きる世界です。
ほんのささいな思考の癖が、見ている現実、生きている世界を大きく変えてしまうものなのです。
あなたが世界の創造主
見ている世界は、あなたが何を考え、何を見るのかで決まります。
短所に気づいてしまい、その苦手をどうにか克服しようと努力し、なんとか人並みにまで成長できた。
それはそれで素晴らしいことです。
しかし、その次にはどうするのでしょうか?
根本的な意識が変わらない以上は、生涯を苦行で終えることになります。
苦労した先に楽があるということだけを妄信してしまうと、人生はあっという間に終わってしまいます。
あなたの人生、あなたの世界の創造主は、あなた自身です。
人生は今からでも変えられます。
今からしか変えることができません。
できないことを無理にやろうとせず、できることだけやっていけばいい。
楽しいことを選択し、好きなことだけを極めていきましょう。