
上手くいかない時があり、ある時から断捨離を無心でやっていました。
それから、シンプルな暮らしがどれほどに心にいいものかに気づき、毎日実践しています。
そういった生活を送る中で、気づいたことを紹介します。
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シンプルな暮らし、ミニマムな生活は、多くのことを気づかせてくれます。
それまでには感じられなかった感覚を取り戻し、本当の意味で生きることを知りました。
私、ステローが毎日のように感じていることを紹介しますので、参考にしてみて下さい。
1.小さくすることで大きくなれる
昔の私は、頑張ってどこかを目指すことや、自分を大きく見せることが、すごいことだと思っていました。
しかし、それをいくら真似てみても、思ったような結果は得られませんでした。
あることをキッカケに、断捨離を決行し、「こんな単純なことだったのか」と感動したのを覚えています。
物事の大半は、逆だったりするのです。
大きく成長したいのであれば、小さくする。
増やしたいのなら、少なくする。
外側から見えるものだけを見て、それを真似るから上手くいかなかったのでしょう。
成功している人、すごいことをやっている人たちは、本人たちは実際な何もしてはいないのでしょう。
努力は報われるとか、頑張って登りつめるとか、そういった根性論は、古い考え方です。
大切なことは、頑張らないことを頑張るだけでした。
2.手放して次へと渡していく
人生では、ここが終着点という場所はありません。
ゴールだと思ったら、そこが次のスタート。
現状を維持して、それを守り続けることが美徳と思われがちですが、必死に守ろうと執着したり、しがみついたりしているから、結果としては多くのものを失います。
今という瞬間は、過去から見たゴール地点でありながらも、次へのスタートライン。
ひたすらこれが繰り返されているのだと気づきました。
ひとつをきっちりとこなし、やり遂げたのなら、それはすぐに手放して次の人へと渡していく。
自分がギュッと握りしめて、一人占めをしようとしていると、そこで足は止まってしまい、どんどん先を越されます。
また、持っている手がふさがっているから、前にいる人から与えられるものを受け取ることもできません。
自分が必死で握りしめているものを、必要としている人がすぐそばにいます。
手放して、それを必要としている人に与えてあげるのです。
そうすれば、違ったところからまた自分へと誰かが与えてくれます。
この連鎖の流れを止めていたのは自分自身。
自分が手放して、与えてあげれば与えられるのだと気づきました。
3.曇りなき眼で見定める
これは、世界的に大きな成果を遺したジブリアニメ「もののけ姫」の主人公であるアシタカ彦のセリフ。
物を持たず、シンプルな暮らしをし始めてから、この言葉の真意を知って、実際に自分の感覚として得ることができたことを実感しています。
物事は、真っ直ぐに、何の曇りもなく見ることによって、単純に見えていく。
多くを持ち続け、もっともっとと得ようとしていた時は、何も見えてはいませんでした。
どこかにあるはずだ、目指せば得られるはずだと必死になっていたから、視野は狭くなってしまって、自分の感覚での判断が出来ていなかったのです。
必要最低限のものだけで生活していくと、複雑だったものは全て単純に見えていきます。
難しいと思っていた問題も、簡単にクリアできます。
怖がっていたことも、全く怖くはなくなりました。
曇りなき眼を失わないためにも、持たなく暮らしがどれだけ大切かということに気づかされました。
4・あるものを大切にしていける
便利なものや、高価なものがあれば、暮らしは豊かになると思っていました。
しかし、そういったものを追いかければ追いかけるほど、生活は苦しくなっていくばかり。
気が付けば、本当に大切なものを失いかけていました。
あるものを大切にしていたつもりが、全く大切に出来ていなかった。
断捨離をして、物を捨てようとすると、「もったいない」「もっと大事にしろ」と必ず言われます。
ですが、多くの物を持っていた頃を思い出いすと、本当に大切なものを見失っていただけだと感じます。
人が一人で出来ることなど限界があります。
沢山の物を持って、色んなことをやって、それがすごいことだと思うのは、勘違いであり傲りでしかない。
必ず誰かを踏み台にして、何かを犠牲にしてしまっています。
その中に、大切なものがありました。
生活の中心。
自分という存在の真ん中にあるもの。
そこに穴を開けていたのは、自分自身であったと気づきました。
5.生かされていることを知った
仕事をして、いっぱい稼いで、いい暮らしをする。
それをいくら目指したところで、心は満たされないどころか、むなしさを感じていくだけ。
断捨離をして、生活を小さくしていくと、本当の自分の姿が見えてきます。
出来ていると思っていたことは、全て勘違いだった。
結果を残せたと思っていたのは、傲りでしかなかった。
これまで生きてこられたのも、出会ってきた人たちのおかげであって、外側にあるもの全てが自分を支えていたということ。
そんなことにも気が付かずに、自分の力で生きているのだと思い込んでいました。
この世にあるもの全て、どれが欠けたとして今の私はここにはいなかった。
自分という存在は、生かされている存在だということ。
すぐに忘れてしまうのも事実ですが、シンプルな暮らしをすることによって、傲りをすぐに無くすことができます。
生かされていることを知って、初めて今という瞬間を生きる感覚を得ることができるようになりました。
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6.幸せを広げていく
私は、断捨離を通して本当に多くのことを得ることが出来ました。
それまでに、自分で出来ていると勘違いして傲っていた。
そんな自分も認め、今はひとつひとつをきっちりとこなすことを実践しています。
幸せになりたいという願いは、今も昔も同じ。
ただ、幸せになるための生き方は、180度変わりました。
自分だけが幸せになろうとするから、幸せになれなかったのです。
私は、自ら不幸な道を選んでいたのです。
いいことがあったのなら、素直に喜んで、その喜びを誰かに伝えていく。
幸せを感じたのなら、他の人にも幸せを分けてあげる。
どんな形でもいいので、幸せは広げていったほうが、自分も含め、みんなが幸せになれる方法だと気づきました。
最後に
私は、断捨離をするまでは本当に小さな人間であったと感じています。
自分の生活だけを必死に守ろうとし、誰かを踏み台にしてしまっていることにも気づかず、多くを求めて生きていました。
その時には、それがわからないのですから、それも仕方のないこと。
それでも、そういったことに気づけたのだから、これからは小さく生きることを目指します。
こうしてここまで読み進めてくれたあなたとも、会うことはないかもしれませんが、何かの縁です。
あなたの人生が豊かになることを祈っています。
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