断捨離しすぎても注意するべき問題があることを知っていますか?
捨てすぎて中毒になってしまい、それは断捨離依存症と言われています。
どうしたら中毒にならず、依存せずに継続できるでしょうか?
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断捨離にハマりすぎてしまうと、捨てることが快感になってしまう場合があります。
そうなってしまうと、捨てるために手に入れたり、手放すために近づいたりといった行動をとるようになり、かえって運気を下げて状況を悪化させてしまいます。
とにかく極端な行動に出てしまうため、周囲からも少々危険な人物として見られたりもします。
そのような事態にならないためにも、ポイントをおさえて気を付けていきましょう。
断捨離依存症、中毒とは?
断捨離をして心をすっきりさせよう。
そう思って挑戦し、その習慣に目覚めたのはいいが、今度はそれにこだわりすぎてやりすぎてしまう。
物を手放し、執着を手放していくはずが、今度は「捨てる」ことに執着し始めて「捨てなければ」という感覚に囚われてしまいます。
沢山の物や関係を抱え込みすぎる人は、その分悩みも多くなります。
その悩みを手放すために、あらゆるものを手放したはずなのに、また新たな悩みを自分で作ってしまっているのです。
何かをしなければいけない。
そうしないと正しい道を歩けない。
そういった思考を手放すこと自体ができていないので、いくら断捨離したとしても一番大事な断捨離ができていない状態です。
人は何かに囚われるとまわりや自分が見えなくなってしまうもので、こういったスパイラルに陥ると自分では中々抜け出せなくなるのです。
目的を間違えないこと
依存症、中毒にならないようにするためにも、断捨離というものをきちんと理解し、自分がなぜそうするのかということの目的を明確にしておく必要があります。
それを決めたら忘れずにいつも心にとどめておくこと。
自分がどうして断捨離し始めたのか?
何のためにやっていくのか?
そして、最も大切なことはこれからどんな自分を作っていきたいのかを忘れないことです。
執着を手放して、「あ~すっきり」「これから頑張ろう」となればいいのですが。
「断捨離するんだ」「余計なものは排除する」と力が入りすぎるとずっとそれに囚われてしまいます。
嫌なことや、ストレスを感じる物を手放し、すっきりしたらそれでそのことはおしまい。
そしてまた次のステージへと進んで新たに取り入れていけばいいのです。
それからまた持ちすぎた、違うなと感じ始めたら断捨離すればいい。
依存症、中毒の状態になっていると、それは外界に対しての「拒絶」でしかありません。
「拒絶」の態度を持って生きている人とうのは、人を寄せ付けず、周囲の好意や優しさなども全てはじき返す人格となるため、余計に運気は離れていきます。
そうならないためにも、良かったことも悪かったことも手放したらそれは過去の終わったこととして下さい。
そして、また新しいものは全て受け入れるとう姿勢を持って生きていくことが大切です。
自分の行動を振り返る
断捨離がひと段落したら、必ずフラット、ニュートラルの状態でいること。
来るものはうけいれ、去っていく出て行くものは手放す。
断捨離を習慣にしようとこだわりすぎてしまうと、何もかもを手放そうとして、気が付けば突き放すようなことまでしてしまいます。
依存症、中毒になりやすい人というのは、ひとつのことに対して集中的に力を発揮はしますが、すぐにまわりが見えなくなる性格だと言えます。
頭でわかっているつもりでも、気が付いたら断捨離にこだわりすぎて捨てすぎているかもしれません。
自分を取り戻すために断捨離なのに、断捨離によって自分を見失うことにもなりかねません。
そうならないためには、必ず自分の行動を振り返ってみること。
これまでに断捨離したもの、関係、環境。
そして、その後の自分の生活。
今日あった出来事と自分の行動。
極端になりすぎてはいませんか?
いらない物を捨てるということは大切な習慣ですが、何か捨てるものがないかと探すようになるとそれはまた「探している」という苦しい状態になってしまっています。
目の前で困ったことがあればそれをどうするのか考えればいいだけ。
必要ないなら手放す。
必要なら受け入れる。
そのフラットでニュートラルな姿勢を保つために、毎日自分の行動をよく振り返って、明日からの振る舞いに活かして下さい。
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ただ普通に生きていればそれでいい
断捨離は確実に自分を変えてくれます。
ただ、それは何かに悩み、苦しい状況を改善したい人に限られるのかもしれません。
もし、断捨離によって心がすっきりし、運気があがり、笑顔が増えて物事がうまくいくようになったのであれば、その状態でストップということ。
そのポイントを覚えておいて下さい。
それがあなたのフラット状態ですし、ニュートラルのポジションです。
そこからさらに「断捨離だ」とやってしまうと、今度はまた反対側へ傾いてしまいます。
それまでに何かがうまくいかず、ストレスを感じていたから改善しただけのことです。
それまでに傾いていたのを真ん中に立て直しただけです。
まっすぐに戻すために断捨離というものが必要だっただけで、何もそれをやりまくれば幸福になるというわけではありません。
とにかく自分のニュートラルを知ること。
それは、自分を取り巻く周囲の環境や人、自分の心が必ず答えを教えてくれます。
自分にとって一番快適だと感じるスタイルがあるはずです。
疲れないリズムがあるはずです。
何も考えなくてもうまくいく流れがあるはずです。
それが自分のニュートラル。
考えすぎるとよくわからないかもしれませんが、ただ普通に生活するだけでそれは見つけられるのです。
「何かをしないといけない」
「こうであるべきだ」
それは確かに成長へと繋がるかもしれませんが、ニュートラルとは言えません。
前のめりにならず、後ろへも傾かず、ただまっすぐ立っていればいい。
ただ、毎日生きていればいいだけで、それに必要なことだけを一生懸命やっていればいいだけのことです。
断捨離は、苦しくなった時の習慣として覚えておいて下さい。
それ以外の日常は、ただ生きてればいいのです。
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