物を捨て、執着を捨てることによって心と体を開放する。
簡単なようで難しいこと。
でも、これができていないといつも同じところにとどまり続けるような感覚になる。
断捨離をしてみたらその先に何が見え、何を感じるのでしょうか。
いつもいつも忙しく動き回り、頭の中がごちゃごちゃになっている。
そんな時こそ断捨離の時です。
そんなことをしても意味がないと思っていても、それはやってみないとわからないこと。
先へと進まないと答えは出ません。
断捨離を疑うのは臆病者
何も断捨離に限ったことではありませんが、新しい世界を知っていながらも、そこへ一歩も踏み込まずして外から眺めているだけで判断し、否定することはただの恐れでしかありません。
やってもいないことは、誰にも評価されません。
それと同時に、やっていないのだから評価することもできません。
まだ実行していないのに、「意味がない」「効果がない」などと否定することは、ただその先へ進む勇気がない臆病者の意見です。
大事なことは、どんなことでも挑戦して、自分で失敗して自分で学ぶこと。
たとえそれがまわりが「バカだ」と笑っても、だからこそそこへ向かわなければならない。
誰もが「バカだ」「無理だ」と言っていることを成し遂げた人こそが、偉人になっていくもの。
ここのブログで紹介していることは、たかだか「断捨離」。
確かに実践してそれなりの結果を出すことは難しいことですが、挑戦することは何も難しくはありません。
結果を出すことよりも、大切なことは一歩でも前へ進むことです。
全てを手に入れようとする心を捨てる
断捨離は自分の執着している物や行動、人間関係を手放しなさいというだけのこと。
何もその全てを手放せと言っているわけではなく、自分に今必要でないものを手放せと言っているだけ。
それができないのであれば、全てが万全に手の届くところにある世界を求めることになり、とてもじゃないけど一人の人生の時間では足りません。
手に入れることを追うのではなく、自分の世界、外の世界、どちらにあっても価値は同じであると気づいて、求めないこと。
「求めよ、さらば与えられん」
という言葉があるが、それは自分があちこちに手を出して欲することではない。
本当に心と体が望む世界を求め、なりたい自分を目指していくこと。
周囲から何かを奪い取ろうとすることではなく、与えられる存在となること。
求めることは、実際にそのような行動を起こすことではなく、強い願い。
そしてその願いを心に秘めて行動すれば必ずどこかから与えられる。
世界はそんな風にできているということなのだ。
引き寄せの法則や、思考は現実になるというのは間違いない事実。
自分が強く願いながら日々を暮らしていけば、いつの間にか叶う日が来るものなんです。
断捨離することによって見えるもの
どんなところにいても、どんな状況であっても、自分の見える現実は自分の意識によって変化する。
これは間違いない事実。
物で溢れかえっている現代社会の中で、いかにして俗世に翻弄されずに生きていくのか。
それは、やはり自分の軸をしっかりと持って、外側から与えられる刺激にブレずに対応し、進むべき道を真っすぐにすすめるかどうか。
家の中に物が大量にあり、いつも行動を増やし、無駄な人付き合いに時間を使う。
これの積み重ねによって、自分の軸は見えなくなり、自分を見失う。
それらの物をなんとかして片づけようと必死になりながらも、余計に身動きがとれなくなってストレスがたまる一方。
いつからそんなことになってしまったのかは自分ではわからない。
けど、長く生きれば生きるほどに確実に持ち物が増えて見えなくなる。
人の価値は、スキルやスペックだと勘違いをし、外から何かを付け足すことばかりをしてきた。
でも、真ん中にいる自分はいつも同じで、いくら強そうな鎧をまとっても中身は同じ。
能力を高めても、社会的地位が上がっても、自分自身が成長していなければ何も変わらない。
社会で言われている常識に振り回されるすぎると、人や物への価値観がゆがんでしまう。
俗世とうまく付き合いながらも、俗世からうまく離れる。
大きな家を建てて、高い家電に囲まれ、裕福な暮らしをする。
それが幸せだとする人もいるかもしれないけど、それはその人の価値ではない。
人の価値は、その人の意識でありその人の行動であり、その人が作り出す空気。
断捨離をしてみて感じたことは、それまでいかに無駄なものに囲まれて生きていたのかということ。
そして、無駄なものを手に入れようとしていたということ。
自分の理想とする人間像をしっかりと持ち、そこへただひたすら向かうために、断捨離は必要。
今はできなくてもいつかできる。
断捨離が必要だったと感じるのなら、過去の自分は断捨離することすらできていなかった。
それができないようだと、何もできるはずがない。
人生はどこまでいっても選択と挑戦の繰り返し。
失敗したらそれはそれ。
過去は捨ててまた前へと進まなければいけない。
新しい世界へと進むためには、捨てなければいけないということなのだ。