家の中をごちゃごちゃさせる原因のひとつが大量の書類関係。
何かに必要になるのではないかととっておく気持ちはわかります。
ですが、それらは本当に物としてとっておく必要があるのでしょうか?
書類関係というのは、どこかしらからどんどん集まってきて家の中にたまります。
これらをすぐに処分する癖をつけておかないとごみだらけになって大変なことになってしまいます。
まず、目に見える場所を片付けてすっきりしたいのなら、書類関係を処分する方法を身につけましょう。
書類関係の断捨離は、一度身につけてしまえば簡単なので、明日からでも今日からでも今からでも始められます。
手元に届いたらすぐに目を通す
書類というのは、必ずあなたに何かを伝えたいために届くもの。
それが自分にとって必要なものかどうかをただ判断すれば、捨てられるかどうかなんて簡単にできることです。
まずはその判断をするためにも、「また後で見よう」ではなくて、すぐに見る癖をつけましょう。
そうすることによって、すぐに答えは明確になります。
後回しにするからどんどんたまるだけで、最初にフィルターにかけてしまえば家の中に入ってくるものはそこでかなり減るはずです。
届く書類のほとんどはいらないものであることが現実で、八割くらいはゴミでしかないはずです。
見て、仕分けて、捨てるというサイクルを繰り返しおこなっていけば、そのうちそれに慣れていき、一瞬見ただけで判断する能力が身に付きます。
また、書類関係というのは、「重要」と書かれていてもさほど重要ではなかったりします。
大抵のものは、捨てても問題はありませんし、後で困ったとしても、なんとかなるものばかりです。
間違えて捨てたところで、電話一本で再発行できたり、わからなくなっても聞けば済むだけのことだったりします。
会社などであれば、書類の保管は法的義務のあるものだけ。
家庭の場合は、ただの書類はただの情報の媒体でしかなかったりするので、ほとんどすててしまっても大丈夫です。
判断基準は常に自分
あなたがもし捨てることができないのであれば、何かに怖れを感じているか、欲張っているかのどちらかではないでしょうか。
ですが、それらの中に必要なものはほとんどないはずですし、大抵のものは後からどうにでもなります。
判断基準は常に自分で大丈夫です。
「わからない」
「判断できない」
とっておくのは、法的効力のあるものくらいで、捨てたからといってデメリットのあるものはあまりないはずです。
どうしても気になるという場合は、写真を撮影しておいて、後から復元できる状態にしておいたり、一旦は隠してみて様子を見るという段階を設けるのも手です。
それでも出番がない、見ることがないのであれば、確実に処分対象になります。
大事なものだけを先にしまっておく
家に入ってい来る段階で判断するという習慣がつけば、仕分けがうまくなってきます。
必要なものだけをすぐに抜き取って、記入や変身はすぐに済ませてあとは捨てる。
慣れてくれば、何も難しいことではありません。
まずは家の中にあるものから始めて、入ってくるものを仕訳けながら進めていきましょう。
通達文書は写真に撮っておく
今後の予定や、イベントごとの詳細を記載した書類などは、ある一定期間は持っておかないといけないものなので紙として家の中に置くことになります。
こういった書類関係は、スマホで写真に撮っておくと後から便利になります。
写真に撮ってしまえば紙を捨ててしまっても失くしてしまっても大丈夫です。
イベント当日に持って出るのを忘れたりしてもまた見返すこともできますので、写真に撮っておくことは意外と役立つ方法です。
また、一度スマホにデータとして保存しておけば、アプリへ展開したり忘れるのを防ぐために家族や友人へ送っておいて万が一に備えることだってできます。
データ管理する時代へと移行し始めている今、紙という媒体を排除していくことも有効な手段となりますよ。
もしも重要なものを捨ててしまったら?
いらないからと捨ててしまって、後からいるものだったってことも全くないとは言い切れません。
ですが、大抵のものはなんとかなるものです。
役所からの通達、年金、保険・・・。
たとえ誤って捨ててしまったとしても、電話や身分証明などがあればなんとかなるものです。
また、そういった事例というのは生きている中でもほんの数えるくらいしか起きない出来事で、とにかくなんとかなるものです。
本当に重要なものというのは、キャッシュカードやクレジットカード、健康保険証、運転免許証くらいではないでしょうか?
単純に、身分証明とある程度のお金と、日本語がしゃべれるのなら生きていけるものなんです。
何を重要だと考えるかは人それぞれで、捨ててみても大丈夫なものはまだまだあるはずですよ。
捨ててはいけないものもある!
断捨離するにあたって以外にも思える項目を立てますが、捨ててはいけないと判断するべきものもあります。
それは、「時間」が関係してくるものです。
書類の中にも、日時が限定されているものや、手続きに時間がかかるものは簡単に捨ててしまうと後から取り戻すのが大変な場合もあります。
海外へ修学旅行へ行く男子学生が、前日になってパスポートがないことに気づき、母親に問い詰めたところもしかしたら捨てたかもしれないということで大ゲンカになったという話を聞いたことがあります。
なんとも心が痛む話ではありますが、後日談を知らないために「実はあった」という結末を迎えたと祈るしかありませんでした。
こういったことがないとも言い切れないので、イベント終了までは絶対にとておかないといけないものはきちんととっておきましょう。
ただ、誤って捨ててしまうということは、それだけ家の中が乱雑で整理されていなかったとも思えるもので、そうならないためにも普段から家の中はすっきりさせておくべきとも考えることができます。
本当に大切なものを失わないために、捨てるべきものを捨てる。
断捨離から見えてくるものって素晴らしいですよね!
今必要なもの、これから必要なものをしっかりと掴んで離さないためにも、今捨てるべきものをきちんと捨てられる立派な人間になりましょう!